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資格がなくても自宅でできる「在宅日本語教師」という仕事をするママ

在宅で働くオンライン日本語教師の主婦

どうも!在宅フリーランスとしておうち働くママよっぴ(@yoppi_mama)です。

このブログでは「おうちで働く」をもっと身近にするため、在宅ワークをしている主婦の存在とリアルな声をシェアする企画をしております。

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今回ご紹介するのは、自宅で「日本語教師」の仕事をしている2児のママkaorinha(かおりーにゃ)さん(@kaorinha_

過去に日本語学校や公立小学校での日本語教師経験をお持ちですが、なんと働き方によっては必ずしも資格や経験が必要というわけではなく、「誰かに日本語を教えたい」と思ったら、いつでも、誰でも、教えることができるんだとか!

よっぴ

なので、外国語を話せなくても出勤できなくても「オンラインで日本語の話し相手になる」ことが仕事になるんだって!びっくり!

そんな魅力的な働き方をされているkaorinhaさんも、ご主人の転勤で何度も仕事と子育ての両立に悩み、泣き続けた日々があったんだとか…

  • 在宅日本語教師ってどんな仕事?
  • 具体的にどんなことをするの?
  • 転勤族になって大変だったことは?
  • どうやって乗り越えた?

など、今に至るまでのお話をたっぷり聞かせてもらったので、オンラインで働くことや日本語教師という仕事に興味のある方はぜひ参考にしてみてください★

kaorinhaさんプロフィール

  • 年齢:30代半ば
  • 家族構成:夫、娘(5歳・幼稚園年中)、息子(2歳・保育園)
  • 仕事内容:在宅フリーランス日本語教師&パート
  • 働き方のスタンス:個人事業主+週2~3パート
  • 在宅ワーク歴:2年半
  • 平均月収:10万円弱
  • Twitter:@kaorinha_
  • stand fm:@kaorinha
  • 運営ブログ「2歳差育児のリアル

目次

転勤族でも在宅で好きな仕事ができるようになった

日本語教師のオンラインレッスン

おうちでどんな仕事をしていますか?

日本語教師と、国際交流・在日外国人サポート関係の財団法人の事務サポートをしています。

その他、これらに関連した内容で、単発のお仕事をすることもあります。

在宅ワーク歴や平均月収は?

メインである在宅日本語教師の仕事は、2年半前から始めました。

月収は7~8万円。ほかにパートでの収入が2~3万円あり、合わせて扶養の範囲内です。

在宅ワークを始めようと思った理由は?

10年前から日本語学校と公立小学校で日本語教師をしており、仕事柄、授業準備や事務作業など、自然と自宅でする仕事が多くありました。

kaorinha

しかし夫の転勤で退職せざるを得なくなり、泣く泣く大好きだった日本語教師の仕事を辞めることに。

その後は別のパートをしていたのですが、2年半前に現在行なっている「在宅でできる日本語教師」という働き方にご縁があったため、また日本語教師として働き始めることができました。

現在の在宅日本語教師の仕事を始めた理由は、

  • 夫の転勤があっても仕事を辞めなくていい
  • 大好きな日本語教師の仕事ができる
  • パート×在宅ワークで収入を増やせると思った

ことが大きいです。

在宅で働ける日本語教師の仕事について

在宅で働ける日本語教師の仕事

日本語教師ってどんな仕事?

日本語を母語としない方(日本国籍/外国籍に関わらず)に、日本語を教える仕事です。

子ども/大人/両方、マンツーマン/少人数/大人数など、いろいろな形態があり、日本語のみで教えることもあれば、学習者の母語を使ったり、教師と学習者、学習者同士の共通の言語を使ったりすることもあります。

現在私が担当しているのは、日本在住のブラジル人で、大人がほとんど。

kaorinha

マンツーマンなので、日本語とポルトガル語の割合は、生徒さんの日本語力に合わせています。

元々日本語教師の仕事をしていたのですか?

大学卒業後に就職したのは、IT系の会社でした。

大学で勉強していた日本語教育とは一見異なるように見えますが、「プログラミング言語」という機械言語への興味というポジティブな理由と、日本語教師だけで食べていくのは厳しい、というネガティブな理由で、結果的にIT系の会社に就職することに。

その後、結婚のタイミングで日本語教師に転向しました。

この10年、日本語を教えることをメインでしながら、日本語教室の運営にも携わったり、出産や夫の転勤・引っ越しを機に、全く別のパートをしたりもしています。

日本語教師になるには資格や経験は必要?

現時点では、この資格がないと教えてはいけないということはありません。

kaorinha

「誰かに日本語を教えたい」と思ったら、いつでも、誰でも、教えることができます。

ただ、(かなり平たく言うと)国に認められた機関に所属するには、ある程度の資格のようなものが必要になる場合もあり、国家資格化される方向にあるようです。

例えば、日本語学校で留学生に教える場合、いずれかに該当している必要があります。

  1. 大学または大学院で、日本語教育に関する一定の単位を取得している
  2. 日本語教師養成講座(420時間コース)を修了している
  3. 日本語教育能力検定試験に合格している

また大学で留学生に教える場合は、最低でも「大学院修士課程を修了している」ということも必要なところがほとんどです。

どちらの場合も、常勤の場合は「非常勤での経験◯年以上」といった要件がつく学校も多く、この「経験」には、プライベートレッスンやボランティアの経験は含まれないことが多いです。

在宅日本語教師の仕事はどうやって見つけましたか?

以前一緒に仕事をしていた日本語教師仲間からの紹介です。

今回の仕事の募集があることを聞き、問い合わせてみたところ、下の子の出産前かつパートが休みに入ってから出産までの間に研修が受けられることがわかり「絶好のタイミング!運命!」と思って、応募しました。

具体的には、どのような仕事をしているのですか?

生徒1人につき、1回20分・月2回のオンラインレッスンと、月2回程度の通信教育の添削です。

オンラインレッスンは、それまでに学習した箇所の音読の確認やスムーズに読むためのアドバイス、また文字でのやりとり(メールや教材の郵送)では伝えづらい内容を、声で伝える場にもなっています。

添削業務は、生徒が学習した教材を郵送してもらい、添削して送り返す、という仕事です。

雇用形態は?

業務委託契約です。

生徒の募集は委託元の企業がしていて、そこから新規の生徒を紹介していただきます。

教材や指導方法は、委託元企業のやり方に沿って行い、委託元企業が開催する研修に参加したり、講師をすることもあるため、完全に個人事業主というよりも企業のお仕事をフリーランスとして請け負っている形に近いかもしれません。

kaorinha

担当者がついてくれて、生徒対応で困ったことなどがあれば、相談できるようになっているため、心強さはあります。

在宅日本語教師の仕事を始めてみてどうですか?

大好きな日本語教師という仕事に戻れたことが、とても嬉しいです。

現在は、日本に住んでいる大人の方を担当することがほとんどですが、その方の人生に関われること、特に、日本での生活環境がよくなること、それが日本語力が向上したことによるものだった、と知ることができると、非常にやりがいを感じます。

最近は、子供が生まれた方が何名かいて、親戚のおばさんのように、あれこれ世話をやきたい気持ちになったりもします。

  • 日本語を使って日常の買い物ができるようになった
  • 職場で日本人の言っていることがわかった
  • 仕事内容がよくなった
  • 給料がよくなった
  • 子供の学校のことがわかるようになった

などの声をいただくと、そういった方の学習に携われる仕事っていいなと、ありがたく思います。

逆に大変なことは?

モチベーションが低い方を担当することになると大変で、まさに「生徒さんの学習をサポートする力」が問われます。

オンラインレッスンは月に2回だけなので関係構築が難しく、なかにはオンラインレッスンを希望しない方もいらっしゃるので、教材のやりとりだけになるとますます難しいのが現状です。

また、私はポルトガル語要員として採用されていますが、私の語学力では込み入った内容を理解すること、伝えることが難しく、委託元の担当の方にはかなり助けていただいています。

これから日本語教師の仕事を始めたい人へのアドバイス

日本語教師は、非常にやりがいのある、素晴らしい仕事だと思っています。

ただ、「きちんと」やろうとすると、相当な覚悟ややる気がないと仕事内容に見合った収入にすること、収入を安定させること、は難しいかもしれません。

一方で私たちは日本語が当たり前にできるからこそ「空いた時間に日本語の会話練習の相手になる」という考え方もあります。

kaorinha

これなら、小さな子どもが家にいても、日本語教育の専門的な勉強をしていなくても、オンラインでやってみることが可能です。

会話相手だけでなく、日本語を教えるということをやっていきたい、しっかりと職業にしたいと思ったら、そこから勉強を始めても良いかもしれません。

個人的には子育てをしながらの日本語教師仲間が増えたら嬉しいです。

本業以外にも仕事をもつ「複業」という働き方について

その他はどんな在宅ワークをしているのですか?

事務サポートは主に会計処理をしており、月に3~4回事務所に行き、それ以外は自宅で作業です。

「できることをできるだけ」ということで、パソコン内のデータ整理や、事務所の整理整頓もお願いされています。

その他は、日本語教育や外国人のサポートに関わる内容で、単発の仕事をすることもあり、現在は、日本語学習教材の作成に携わっています。

これらの在宅ワークはどのように探しましたか?

ありがたいことに、どの仕事もこれまでの仕事のご縁でいただいています。

事務サポートは、以前の仕事でお世話になった方が、私の様子をずっと気にかけてくださっていて「少しでも自由な時間が作れるようになったら、また一緒にやりたい」と言ってくださっていました。

なので、子どもたちがそれぞれ幼稚園・保育園に入園することになったタイミングで、今の形でお手伝いをさせていただくことになりました。

教材作成も、日本語教師仲間から声をかけていただき、ほんの少しですがお手伝いをしています。

いろんな仕事を複業するメリットは?

1つの仕事がなくなっても、他が残っていれば収入が完全に途絶えたり、子どもが保育園を退園になったりする心配がないことでしょうか。

実際に、新型コロナウイルスの影響で在宅ワークの一部は休ませてもらいましたが、継続できた仕事もありました。

逆に大変なことや心がけていることは?

オン/オフの切り替えが大変です。

在宅ワークは、やろうと思えば自分でいくらでもできてしまうので、きちんと休みを決めてしっかり休まないと体がもたないし、家族に負担をかけることにもなってしまいます。

また、日中に自分の時間を確保できても、家事をしようと思えばできてしまい、私はそのバランスを取るのがうまくありません。

夜、子どもたちの寝かしつけが終わってから、なんとか布団から這い出して仕事をすることや、夫が休みの土日にまとまった時間をもらうこともあります。

家事については、徹底的に見直して、日々のルーティンは朝・夜だけで済ませられるようになってきました。

kaorinha

次は、仕事の効率を上げることに取り組み、仕事・自分の時間と、家事・育児の時間を、しっかり区別できるように改善していくことが課題です。

在宅ワークの他にパートも始めようと思った理由は?

実は現在の住まいに引っ越してきてから、日本語教師での収入よりも保育園代の方が高くなってしまいました。

でもせっかく見つけた、在宅でできる大好きな日本語教師の仕事。

「好きな仕事をしたい」という思いと、子どもと離れる時間がほしい、という理由で保育園に通わせることを優先してきたのです。

kaorinha

そうしないと、私の精神が保てなかったので。

ただ、ずっと赤字続きのままではいけないと思い、日本語教師をしている時間以外で働けるパートを始めることにしました。

現在は、平日に週2~3日パートをし、残りの日・時間を日本語教師の仕事や自分の時間、家族との時間に充てています。

フリーランスだけでなくパートも併用するメリットは?

在宅ワークは、オン/オフの切り替えの難しさや、個人事業なら収入が安定しない、というデメリットがありますが、パートは仕事の範囲が決められていて、家に持ち帰るということもなく、収入が安定する、というメリットがあります。

働いた時間分だけお給料がいただけますし、一定の基準を満たして雇用保険に加入していれば、退職したときに失業保険を受給することもできます

kaorinha

特に今回の新型コロナウイルスに関しては、パートのメリットを実感することもありました。

子どもの幼稚園・保育園が休園になったため、パートは休ませてもらっていましたが、「小学校休業等対応助成金」により、休んでいた期間分の収入を確保できたからです。

在宅ワーク(個人事業)の場合は、パート(被雇用者)よりも手続きが煩雑で、助成される金額も低いため「パートは守られている」と感じました。

転勤族×子育て×仕事の乗り越え方について

子どもが何歳の時から仕事を始めましたか?

上の子が11か月でこども園に入園し、パートを始めました。

下の子の妊娠中に在宅ワーク(日本語教師)の研修が始まり、上の子が2歳半、下の子が3か月のときに、実際の業務がスタートしました。

在宅ワークを始めてよかったと思う?

はい!!!もちろん子どもは大切ですが、育児だけの生活は、私には合っていなかったと感じています。

今は夢中になれる仕事があるからこそ、育児も頑張れているので、本当に在宅でできる働き方に出会えてよかったです。

転勤族になって大変だったことは?

小さい子供を抱える中で、新しい環境に慣れなければいけないことが、本当に大変でした。

わたしはこれまで2回引越しを経験してきましたが、最初は上の子が生後3か月のときで、育児について右も左もわからない状態の中、新しい土地での生活が始まることとなり、大きな不安がありました。

2回目は下の子の出産直前に転勤が決まり、産後すぐには動けないと思ったので、産後1か月から3か月間だけ、夫に単身赴任をしてもらいました。

ほぼ毎週末帰ってきてもらいましたが、この期間に新たな生活の準備(住む場所、住む家、保育園を探すなど)をしなければならず…

産後すぐに2人のワンオペ育児が始まり、そんな中まともに次の土地の情報を調べられるわけもなく、引っ越した後に、待機児童ワースト4の地域だと知り、絶望しました。

これまで上の子はこども園に通い、車社会が当たり前という田舎生活から、急に乳幼児2人を抱え、車が不便な都会生活になり、にっちもさっちもいかず、最初の1か月はほぼ毎日泣いていました…

どうやって乗り越えましたか?

最初の引っ越しで住むことになった地域では、子育て支援センターの職員、ボランティアの皆さん、ファミリーサポートの方、上の子のこども園の先生方、ママ友…いろいろな方のお世話になりました。

kaorinha

求職中の状態でも入園できるような地域だったので、パートで働くようになったことで、育児も自分の時間も楽しむことができるようになったと思います。

下の子の産後1か月くらいは、生協(パルシステム)の家事支援サービスも利用したり、ファミリーサポートを活用したり。

現在の仕事の研修時は田舎から東京に早朝・夜遅くに行き来をするため、上の子のこども園の送迎や、夫の単身赴任中は仕事(オンラインレッスン)時間にファミサポの方に自宅まで来ていただき、下の子のお世話をお願いしました。

この経験から、現在住んでいる地域でも、引っ越し直後にファミリーサポートの利用登録をして、オンラインレッスン中と引っ越し後の片づけのために利用したり、引き続き生協にも加入しています。

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保育園の一時保育が定期的に利用できるようになってからは、仕事の時間が確保しやすくなり、現在は上の子が幼稚園、下の子が保育園に通っているので、平日の日中は落ち着いて仕事ができるようになりました。

結局このような形に落ち着きましたが、上の子の預け先探しで、幼稚園の満3歳児入園を考えていた時期もありました。

kaorinha

現在は、下の子をこのまま保育園でいくのか、上の子と同じ幼稚園に満3歳で入園させるのか、迷っています。

現在の働き方に対する満足度は?また家族の反応は?

私は好きな仕事を続けることと、子どもとの時間を考えて、今の働き方を選択しているため、とても満足しています。

上の子は保育園入園を諦めて幼稚園にしましたが、預かり保育の時間や内容から、現時点でフルタイムの仕事をすることは考えていません。

ただ、メインの仕事については、業務委託とはいえ企業に所属するような形なので、収入面では100%満足とはいかないことも事実です。

今はまだ子どもが小さいため、仕事時間は短めに、収入は扶養の範囲内くらいという点では、夫と一致しています。

ですが、夫は「労働時間に見合った収入にすべき」ということと、時間管理がうまくできないのなら、完全に外で働く方が私には合っているだろう、と考えているため、これからの働き方に関してはまだまだ課題があります。

これから在宅ワークを始めたい人へのアドバイス

在宅ワークをしたい理由は、人それぞれだと思いますが、興味があり、やってみたいと思うなら、やってみたらいいと思います!

私のように、オン/オフの切り替えが下手くそだと自覚する方、自分の時間がない、と思う方は、毎日の家事を朝・夜だけにして、日中は自分や家族との時間にする、と決めることから始めてみると良いかもしれません。

今後の目標は?

今の仕事、この働き方を、夫にも心から応援してもらえるようになることです。

kaorinha

そのために、まずは、収入アップ!

この1年は、今考えているアイディアを実際に試し、在宅ワークの収入を上げられるような道筋をつけようと考えています。

そして、子どもの成長とともに自分の時間を増やし、もし夫に何かあっても、私の収入だけで一家をまわせるようにすることが目標です。

その他、書きたいことがあればどうぞ

身近には、在宅ワーク(+パート)をしている人がいないのですが、だからこそそういった方とおしゃべりがしたい!と思っています。

対面や、オンラインでそういう場を作っていきたいな、と思っていますので、ご興味をお持ちいただけたら、Twitterやstand.fmなどでご連絡いただけると嬉しいです。

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このブログは「おうちで働く」をもっと身近にするため、在宅ワークをしている主婦のみなさまにご協力いただき、リアルな体験談を連載しています。

 

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