専業主婦から在宅フリーランスになった主婦のブログはこちらをクリック

「あたしおかあさんだから」が批判される理由を肯定的に考えてみた

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

こんにちは、よっぴ(mamalaugh4)です。

2月上旬の日曜日、ふとTwitterを見ていると突如として#あたしおかあさんだから」というハッシュタグをつけた批判がたくさん流れていました。

これは絵本作家ののぶみさんが作詞された「あたしおかあさんだから」の歌に対するもので、どうやらその歌詞がママたちにとってはご立腹な内容なんだとか。

のぶみさんといえば、あの有名な絵本「ママがおばけになっちゃった!」の作者。

そんな方が書いた詩なら、さぞかしママの心を鷲掴みしているだろうと思ったのですが、どうしてそんなにも批判されるのか?ママたちが怒る理由は何なのか?

歌詞すべてを読むと捉え方も違ったので、肯定的な目線で考えてみました。

「あたしおかあさんだから」の歌詞

まずはどんな歌詞なのか。

わたしが初めて目にしたツイートはこちら。

おおおぅ…なかなか過激なコメントなのにびっくりするくらいRT、いいねされているのは、母たちの共感の数なんでしょうね。

批判されるには理由があった

「お母さん=我慢して当然」のように見えるから

わたしがこの歌詞を見て思った感想は、これだとお母さんは我慢ばっかりのように見えるなーと。

「お母さんだから」仕方ない。「お母さんだから」我慢しなくちゃいけない。

本当はオシャレもしたいし、バリバリ働きたいけど「わたしお母さんだから…」の呪縛に苦しんで、自分を押し殺しているママって、本当にたくさんいると思います。

わたしも今でこそ「おかあさんだから」から「おかあさんだけど」と考え方を切り替え、自分のことも大切にするようになってきましたが、そんな余裕もない頃に聞いていたら、呪いのように感じたかもしれません。

だいすけお兄さんが歌っているから

実はこの歌、だいすけお兄さんが歌っているんですね。

9年間もうたのおにいさんをされていたということもあり、わたしもそうですが今のママ世代はだいすけお兄さんファンがめっちゃ多いんです。

こどもがグズったとき、おかあさんといっしょの神回に何度助けられたことか…

だいすけお兄さんの変顔や透き通る歌声に、何度笑いと感動をもらっただろうか…

そんな愛するだいすけお兄さんがこの歌詞を歌っているっていうところも、どこか違和感を感じるのかもしれませんね。

歌詞が途中で切れているから

ただTwitterで流れていたこの歌詞、実は一部だったのです。

私もさっきのツイートを見たとき「え、これで終わり?だとしたらヒドイ」と思ったので調べてみました。

すると最後の最後にこんな歌詞が。

そう、実は批判されている部分含め、それまでの「お母さんは我慢だらけ!」のような歌詞は、めーーーーっちゃ長いフリだったんです。

きっとのぶみさんの意図としては「お母さんになって、こんなこともあんなことも出来なくなったけど、それよりもあなたのお母さんになれてよかったよ」っていうことを、伝えたかったんだろうなと。

後日、批判を受けてのぶみさんは「がんばるママへの応援歌」とおっしゃっています。

わたしも最後まで歌詞を読んでみると、その考えもわからなくはないかな。

ツイッターでは長いフリの部分だけを切り取って拡散されていたので、あれだけを読むと「ひどい!そうやっておかあさんたちを苦しめるのね!」と受け取ってしまった人もいるんでしょうね。(最後まで読んでも許せない、という方もいるみたいですが)

時代は「ママ=我慢」ではない

ただ1つ言いたいのは、ママの我慢は美徳ではないということ。

今やワンオペ育児という言葉が当たり前に使われているように、専業主婦のママも仕事をしているママもみんな毎日こども中心で生きてます。もう十分頑張ってるんです。

だから必死で生きている今の状態を「そうそう、それでいいんだよ」ではなくて「もっと力抜いていいんだよ、適当でいいんだよ」って言ってほしいんです。

わたしもこどもが1歳くらいの時は、食べたくないけどうどんを注文してた。こどもが好きだから。

ゆっくり湯船に浸かりたいけど、お風呂もすぐに出てた。こどもが風邪ひいちゃうから。

おかあさんって、人から言われなくても我慢してるもんだから、そこを潰れないようにフォローしてあげる方が、ずっと今の時代には響く歌詞になるんですよね。

「自分のことも大切にしてみようかな」って思えるまでに、お母さんたちはたくさん葛藤を繰り返しているから「母親はこうであらねばならない」みたいな風潮は、3歳児神話含めそろそろ終わりにしてほしいですね。

前向き思考が支持されている

その一方で人気を集めているのがロバート秋山さん。

こんな歌を歌っているんだとか。

ちょっとオーバーな表現もリアルではあるあると頷ける部分が多いですね。

何より響くのが「毎日がんばってる君だから いいんだよ」っていう部分。

このフレーズだけでも何だか救われた気になるのはわたしだけじゃないはず。

【結論】怒るママが増えているのはいい傾向

のぶみさんの作品がどうこうは置いておいて、こういう「おかあさんだから我慢しなくちゃいけない」ということに対して、これだけママが反応するのは、いい傾向なのかなと感じています。

1番良くないのは「そうだよね、わたしお母さんだから我慢して当然よね」って抱え込んでしまうこと。

今回のことはのぶみさんの意図とは違うだろうし、炎上してしまったのは気の毒だなと思うけど、これだけ大きな話題になったことで「もっと自分のこと考えていいんだ」「もっと適当でもいいんだ」っていうことに気づけるママが増えると思うんですよね。

そして、同じようにママが適当でもいいことを肯定的に捉えている人が多いっていうことに気づけたのも大収穫。

いくら「自分のことを大事にしよう」って思っても、それが「身勝手」「親なのに」って思われるんじゃないかって思うと、なかなか行動に移せなかったりしますもんね。

だからわたしはこのブログを通して「ママのしあわせは家族のしあわせを作る基盤になる」ということを伝えていきたい。

毎日がんばってるママのために。

家族がもっと幸せになるために、ママももっと幸せになりましょうね。