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こんにちは、よっぴ(mamalaugh4)です。
今回は無痛分娩での出産を経験した私が、普通分娩と迷った末に決意した理由と産後のメリットについて書いていきます。
もちろん無痛分娩自体に賛否両論はありますし、それぞれの体質や病院の方針によって効果も違うと思うので、あくまで私の場合という前提ではありますが、無痛分娩を検討されている方のヒントになれば幸いです。
無痛分娩にしようと思った理由
ネット上には陣痛が長引く・副作用のでる可能性がある等のリスクも載っていましたが、それらを把握したうえでも無痛分娩に踏み切ったのは、やっぱり医学で避けられる痛みなのであれば避けたいという思いでした。
あと「お産は命懸け」という言葉があるように、普通分娩だからといって必ずしも無事に産まれる保証はないし、むしろ無痛分娩の方が緊急帝王切開になる可能性が低いということも決め手の1つでした。
よっぴ
なので私は妊娠する前から、通える距離にある無痛分娩対応の産院を探していました。
これがラッキーなことに、1番近い産院が24時間無痛分娩対応をしていたうえに、評判も良かったので迷わず決定。
同じ「無痛分娩」といっても、産院によって事前に出産日を決めて行う「完全無痛」と自然陣痛を待ってから麻酔をする「和痛分娩」があります。
私は後者でしたが、24時間無痛分娩可能な産院は少なく、麻酔科医がいる時間帯しか対応出来ない所が多いようです。
普通分娩と迷って無痛分娩を選びました
無痛分娩対応の病院を選んだくらいなので、初めはまったく迷いはありませんでした。
ただ、産院で行われていたマタニティヨガに参加したときに、ヨガの先生(助産師さん)から下記のことを言われて、気持ちが揺らいだことはありました。
- 痛いけど、お母さんは普通分娩で産めるようになっているのよ
- やっぱり普通分娩で出産した方が感動はあるわよ
- 出産した人にしか感じられない痛みなのよ
今まで数々の出産シーンを見てきて感じた助産師さんの正直な意見だと思うのですが、なんだか「出産の痛みを回避するなんて母親失格」とでも言われているような気分になってすごく落ち込みました。
迷いを消してくれたのは夫の言葉
そんなとき夫が話を聞いてくれて、わたしはその時かけてくれた下記の言葉で無痛分娩をする決意ができました。
確かに麻酔をしなくても産めるだろうけど、回避できる術があるならすればいいと思う。
みんな歯を抜く時とか平気で麻酔するのにね。
それに出産は終わりじゃなくてスタートなんだから。
産後の回復が早いこともメリットなんじゃない?
この言葉がすごく腑に落ちて、産み方よりも産後にいいスタートがきれることを重視しようと考えました。
助産師さんは無痛反対派が多い!?
助産師をしている友人に相談したところ、普通分娩で出産してる方をたくさん見ているぶん、無痛反対派の方も多いとのことでした。
特に年配の助産師さんに多い傾向なのかもしれません。
最終的には主治医との合意
ネット上では色々情報を得られても、実際にわからないことはまだまだ多かったので、私は早い段階から主治医に無痛希望であることを伝え、お産までの流れや効果についてしっかり理解できるまで話を聞きました。
あと「麻酔をするかどうかは実際に陣痛が来てから判断してもいいよ」と言ってもらえたのが、とても心強かったです。
よっぴ
私が感じた無痛分娩を選ぶメリット
出産がトラウマにならない
痛みが和らぐ分、体力的にも精神的にも辛さやしんどさは確実に軽減されました!
やはり陣痛の痛みは耐え難いものがあるので、少しでも和らぐのならメリットだと思います。
胎児にストレスを与えない
陣痛が長引くと胎児の心拍が低下し、苦しい状態が続くと言われています。
わたしも無痛処置をする前はこのような状態でした。
ただ麻酔をしたあとは痛みがない分、とてもリラックスして出産に臨めたので、赤ちゃんにも落ち着いてに酸素を送ることができました。
産後の回復が早い
陣痛時の耐えがないため筋肉痛になることもなく、私の場合は出産当日から普通に身動きしていました。
翌日からは母子同室だったのですが、オムツ交換や授乳で動くことも問題なく、割とスムーズに育児へ切り替える事ができました。
処置の痛みがない
会陰切開やそれを縫う作業、また導尿など出産には様々な処置が施されるのですが、麻酔をしていたおかげでそれらの痛みも感じる事なくクリアする事ができました。
そんなの陣痛に比べたら痛くない、という方もいらっしゃいますが、普通に考えたら絶対痛いレベルなので、これもお得かなと思いました。
妊娠時に知りたかった無痛分娩のこと
痛みってどの程度なくなるの?
わたしの場合は、麻酔後10分くらいでほとんど痛みがなくなりました。
さっきまで悶え苦しんでいたのに、付き添いをしてくれていた夫と普通に話せるし、テレビ見て笑えるし、親に状況報告メールも送れるしでもう天国でした。笑
ちなみに痛みはありませんが、お腹の張りで陣痛の波は感じることができますし、NSTという胎児の心拍数を測るモニターもつけているので安心です。
出産時はちゃんといきめるの?
麻酔が効き過ぎていきめない、というケースもあるみたいですが、私は普通にいきめました。
痛みはないけど、何かが出るという感覚はしっかり感じることができます。
なので落ち着いて陣痛の波に合わせながらいきむことができ、赤ちゃんの心拍が低下するということもありませんでした。
無痛分娩を選んで良かった?
結論から言えば、めっちゃ良かったです。
仮に効果が薄くても、少しでも痛みが和らぐなら価値ありかなと「保険気分」で決めた無痛分娩でしたが、私の場合は本当に本当に助けられました。
わたしにとって無痛分娩はベストな出産方法だった
悪条件でお産が始まる場合もある
出産レポにも書いたとおり、私のお産は下記のような悪条件でスタートしました。
- 予定日1週間超過
- 子宮口0cm
- 誘発分娩
すべての原因は「子宮口が硬くて開きにくい」ということに尽きるのですが、こんな状態で出産を迎えるだなんて直前になるまでわからないし、まさかこんなに苦労するとは思いませんでした。
緊急帝王切開を回避できた
ラミナリア&バルーンをしても2cm、促進剤を使用し、2~3分間隔の陣痛に耐えるも3.5cmしか開かなかった子宮口。
助産師さんから「このままやと全開までに何時間かかるかわからないし、その前に母子ともに危険な状態になって緊急帝王切開になってたかもね」っていう後日談を聞いたときは、心から無痛分娩にして良かったと思いました。
麻酔のおかげでスムーズに進むこともある
私は予定日を1週間超過していたので、促進剤を使うという判断になったのですが、薬で陣痛の進行は早める分一気に激痛が襲ってくるので、これが1番辛かったです。
でも麻酔のおかげで陣痛を進めながらも痛みは感じず、体はリラックスした状態を保つことができました。
おかげで一気に全開まで進み 「本日中には産まれないでしょう!」と言われていたのが、無痛の処置をしてから4時間半でスポーン!と産まれてきてくれました!
【まとめ】産むのは自分!出産はゴールではなくスタート
「保険」程度に考えていた無痛分娩ですが、まさかの難産タイプだった私にとっては間違いなく「神的分娩方法」でした。
おかげで緊急帝王切開や吸引分娩になることもなく、超超超安産!
私も筋肉痛になることなく、出産翌日から元気モリモリでした。
せっかくなのでデメリットも書こうと思ったのですが、「陣痛が長引く」「手足がしびれる」などのリスクもなく、私の場合はメリットしかありませんでした。
ただ初めにも言った通り、同じ無痛分娩といっても産院によって方針が違うことは事実なので、もし検討されている方がいれば、きちんと主治医に相談したうえで決めてくださいね。