どうも!在宅フリーランスとしておうちで働くママよっぴ(@yoppi_mama)です。
このブログでは「おうちで働く」をもっと身近にするため、在宅ワークをしている主婦の存在とリアルな声をシェアする企画をしております。
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今回ご紹介するのは、自営業をしているご主人の事業専従者として働く2児の母、EMARIさん。
これまで40名近く在宅ワークをしている主婦のみなさんにインタビューさせてもらったけど、夫の事業専従者として働く人は初めてかもしれない…!
「夫が自営業って大変」というイメージが強いかもしれませんが、働き方によっては家計全体でみるとお得になる制度もあります。
今回はそんなEMARIさんが事業専従者として、どんな働き方をしているのか、じっくりインタビューさせていただきました!
EMARIプロフィール
- 年齢:30代
- 家族構成:夫、娘3歳、1歳
- 仕事内容:植木屋・音楽業の事務作業、ロザフィ作家
- 働き方のスタンス:夫の事業専従者
- 在宅ワーク歴:3年
- 平均月収:7-8万円
- 公式HP「ロザフィ、ギター、植物な毎日」
- Instagram:@8emari8
- Twitter:@8emari8
青色専従者給与を活用して3つの仕事をこなす妻の働き方
おうちでどんな仕事をしていますか?
わが家は夫婦でタッグを組み、植木屋・音楽業・ロザフィの3つの事業を柱として、活動しています。
- 植木屋:夫が庭師
私は主に会計事務(経費や給与の計算、年末の税金計算、決算など)買い出し、銀行などの外回り - 音楽業:夫がギタリスト、最近エフェクターを制作中
私はギタリストとしての活動フォロー(マネジメント、プレス、サイト運営など) - ロザフィ
作家として主にWEBショップでの販売や単発レッスン
その他、自営業のため上記の3つそれぞれのブログ、SNS更新も仕事の割合として多いです(地味に大変)
あとときどきですが、saitaPULSの公認ママライターもしています。
在宅ワークを始めようと思った理由は?
おそらく一番最初の本当の本当のきっかけは、妊娠中に退職して夫の稼ぎで生かしてもらってる感じが嫌だったことだと思います。
EMARI
どうにかして収入を得たい!でも妊婦の状態で再就職も厳しい…
また前職が看護師というハードな職業に就いていたこともあり、改めて子どもがいる未来を見据えたときに、私たち家族にとって何がベストなのか?と、自分の働き方について深く考えるようになりました。
子どもの行事や体調を一番に考えて生活したい、という夫婦の信念があったので、もし会社員として勤めにでた場合、急な欠勤や早退で周りに迷惑をかけることを想像すると、自分にはとても苦痛に感じたのです。
なので、きっと通勤が必要な働き方はうまくいかないなと思い、在宅ワークを探しはじめました。
夫の事業専従者として働くメリットは?
青色事業専従者といって、妻が夫の仕事を手伝っている場合、妻への給与が全額経費になるため、家庭の収入全体で見たときに大きな節税効果を発揮します。
これは夫が自営業の方には、ぜひおすすめしたい制度です。
専従者としての収入はどうなっているのですか?
3つの仕事は夫の事業になっているので、頑張っても頑張らなくても毎月ほぼ固定で私へのお給料となり、そのまま家庭に入ります。
わが家はお小遣い制になっているので、実際は私へのお給料からお小遣いをもらっているカタチです。
仕事になるハンドメイド「ロザフィ作家」になるまで
ロザフィについて詳しく教えてください
ロザフィとは細長い紙を巻いて作るバラの花でアクセサリーや雑貨などを作る、日本発祥の手工芸です。
紙に何度もコーティングするので、陶器のようなかたさとツヤがあります。
商標登録されているため、材料や作り方は日本ロザフィ協会が認定した人しか手に入らない、というところが、他の手工芸と違うところでしょうか。
私のようにアクセサリーに無関心で不器用な人でも、可愛い♡と言ってもらえる雑貨が作れる、魔法のような手工芸です。
EMARI
ロザフィを作る時間がどのくらいかかるの?
商品としてご提供するロザフィは何度も時間をおいてコーティングしたり、接着を待つ時間もあるため、1日で完成することはありません。
小さなバラを1つ巻くのは30秒程度でできますが、私は1度に何個も作ることが多いので、バラを巻くだけでもかなり時間がかかります。
EMARI
ただ、1つのバラを使ったアクセサリーを作っている時は、1回のコーティングに時間がかからないので、ちょこちょこと時間をみつけてはコーティングをして、梱包の準備、ブログの作成などできることを組み合わせてやっています。
ロザフィを習おうと思ったきっかけは?
子どもがいる未来を考えていたタイミングで、とても愛らしいロザフィのアクセサリーに出会いました。
これはいつか自宅でできる仕事になる!と、思ったことがきっかけでロザフィを習うことを決意。受講中に妊娠、退職となったことで「本気で仕事にしよう!」と心に決めました。
講師になるまでにかかった期間や費用は?
現在はカリキュラムが変わっているのですが、当時私が日本ロザフィ協会認定講師の資格をとるまでにかかった時間は約半年。
半年に一度試験があるので、毎週のようにレッスンに通っていました。
かかった費用はレッスン場所への交通費など、諸経費を含めると25万円は超えていると思います。
現在は新しいカリキュラムになり、最短5課題、3万円程度でロザフィの活動ができるようになりました!
ロザフィのレッスンはどこでしてるの?
レッスンは主に自宅、もしくは福岡の実家で行っています。
1歳未満の時は子どもが同席することに了承を得て、おんぶしたりしてレッスンをしていましたが、それ以降は夫に別部屋でみてもらうようにしています。
最近は第2子の出産で、イベント出展や講師活動をセーブしていましたが、これからまた企業様やママ会での出張レッスン等にも力を入れていきたいと思っています(^^)
仕事として成り立つまでにどのくらいかかりましたか?
ロザフィの認定試験に合格して2ヶ月後、初めて出展した屋外イベントでロザフィのイヤホンジャック(1,000円)をご購入いただきました。
自分で商品を生み出し、販売する大変さと、買って頂けたときの喜びの大きさを今でも覚えています。
講師になるまでに大変だったことは?
ロザフィの受講中に待望の妊娠!だったのですが、集大成ともいえる卒業制作がつわりで全く制作できず、人には見せられないようなひどい作品になってしまいました。
さらに最後の認定試験も電車で1時間かかる場所で、日頃の成果が全く見せられず…
EMARI
レッスンや販売の集客はどうしていますか?
現在は子どもがいてイベント出展しにくい状況なので、ブログやSNSを使って、ネット上で見てもらえるようにしています。
また母や妹が動く広告塔としてロザフィのアクセサリーをつけてくれるので、ありがたいことに地元福岡からのご依頼もたくさん頂いています。
ロザフィ作家さんや認定講師さんはたくさんいらっしゃって、差別化をしないと埋もれてしまうので、「えまり工房」「えまり」の作品が欲しい!習いたい!と思っていただけるように個性を活かした作品作り、発信を心がけています。
レッスンの対象者はどんな人が多いですか?また1回あたりの制作時間やレッスン料は?
手工芸が好きな女性が多いですね。お友達と来られる方もいらっしゃいます。
単発レッスンは制作するものにもよりますが、えまり工房では例えばイヤリングやピアスが2000円前後、2時間で制作できます(^^)/
また、販売や講師業を行いたい方は、協会で定められたコースを受講していただく形になります。
詳しくは日本ロザフィ協会のサイトをご覧ください。
読者だからできるママライターのお仕事について
saitaPULS公認ママライターになったきっかけは?
当時ママをターゲットにした月刊誌「saita」のアンケートに読モブロガーとして答え、小さくですが、誌面にのせていただいたりしていました。
そんな時saitaPULSが提供開始され、ママライターの募集があることを知り、同じようにお子さんがいらっしゃる方が活躍されているのを見て「私もやってみたい!」と応募。
とにかく家でできる仕事=在宅ワークのきっかけがあるなら、何でもチャレンジしてみようと思っていた時期でした。
現在のsaitaPULSはママのためだけではなく、生活全般に役立つキュレーションサイトに路線変更しているため、ママライターという表記ではなく【saitaPULS Editor】に変更になっています。
公認ママライターは具体的にどんなことをしていますか?
生活の中で、役立つこと、面白いと思ったこと、体験したこと…誰かの役に立ったり共感できることを見つけて、記事にします。
流れとしては、記事を申請→編集部の方が審査→合格すれば公開。
なので、せっかく書いてもお役立ち度が低いと公開にならない、なんてことも多々あります。
EMARI
ただ公開されれば報酬も出ますし、編集部の方が間に入ってくださるので、間違いに気づけたり、直接読者から攻撃されることがないという部分は安心できます。
また母体が大きいのでたくさんの方に見てもらえます。
読者ライターになってよかったこと、大変だったことは?
よかったことは、個人では経験できないようなことにお声かけいただけることでしょうか。
私は以前、編集部からお声かけいただき、某有名アニメ映画の製作発表記者会見やテーマパークでのイベント取材を依頼されたことがありました。
また我が家は自営業なので、取材側・プレス側、両方の立ち位置を経験することができたのは、自分にとってかなり勉強になりました。
反対に大変なことは、自分ではこれはいいぞ!と思う記事でも、求められているか、公開されて報酬に繋がるかどうかはわからないところです。
EMARI
私はsaitaPULSのニーズにそぐわないけれども、自分では面白いと思う記事がたくさんあります。なので、それはわたしがやっていることを面白がってもらうために作った雑記ブログで記事にしたりもしています!
在宅ワークと両立する幼稚園ママの新しい働き方
仕事はいつ、どのくらいの時間していますか?
基本的にはこどもが2人揃ってお昼寝している時、または夜寝た後に作業しています。
植木屋の締めとロザフィのオーダーが重なったときなどは、夫にあらかじめお願いして、日中から1人部屋にこもって作業することもありますが。
また集中してやりたいこと(PC入力や記事制作関係)や、ロザフィで使うホットボンドを使用する時など、子どもがいると危険なことはお昼間はできないと割り切っています。
EMARI
ただ子どもが寝静まり、家事が終わった22時ごろからスタートして目標は1時就寝ですが…切りが良いところまで!とやっていると、いつの間にか3時をすぎることがしょっちゅうあります…(身体に悪い(T_T))
仕事中こどもはどうしている?
長女が今年から幼稚園に通い始めたので、朝送り届けた後、次女(1歳)をおんぶして事務作業や外回りをすることもあります。
基本的に子どもが起きている時間は仕事をしないスタンスですが、仕事がたまってくると「お昼寝しないー!作業できないー!誰か子ども預かってー!」と弱気になることも多々あり…
ですが、いま私は保育園に預けない分、家で子どもをしっかりみるという仕事をしている!と開き直っています。
「在宅ワークを選んだ意味」を忘れてしまっては本末転倒なので、そこだけはことあるごとに呼び戻すように心がけています。
看護師時代の働き方とどう変わった?
独身時代は夜勤をしたり、通勤に1時間以上かかっていたこともあって体調が優れず、人間関係に悩むこともあり、自分にこの働き方は合わないと思っていました。なので単純に今は健康的な働き方ができるようになったと思います。
また、看護師時代は決まっている「やるべきこと」を淡々とやっていればよく、時間外のことは次のシフトの方に申し送ったり、手が足りない時は同僚が助けてくれたりしていました。
しかし、今は自分が仕事に優先順位をつけて、1つずつ片付けていかなければならない。
また自分で仕事のチャンスを得なければならないし、私にしかできない仕事もある。なので、自分が主体なんだ!という責任感みたいなものはかなり重く感じます。
EMARI
現在の働き方に対する満足度は?また家族の反応は?
大満足!!!
夫も私がやっていることを、仕事として認めてくれるので、私が座るまで家事も一緒にやってくれたり、休みたい…とボヤいた時には、積極的に協力してくれます。
在宅系の仕事って、類まれなる自己管理能力が必要な、れっきとした仕事ですよね。
なのに、今の世の中はまだ「寝たい時に寝られるでしょ」とか「お菓子食べながらできるでしょ?」みたいに軽く思われたりして、家族にも仕事として認めてもらえない風潮が感じられます。
そんな中、我が家はみんな、応援してくれているので、本当にありがたいなと思っています。
働き方に悩んでいる人へのメッセージ
私はまず、自分の生活状況と希望を書き出したあと、固定観念を外して当てはまる仕事をとにかく検索してみました!
- 収入がどれくらい欲しいのか
- 保育園も視野にいれた子どもの預け先があるのか
- 心に余裕をもって在宅ワークができる時間が確保できるのか
など、フローチャートのように「できる」「できない」「イエス」「ノー」で整理して、天秤にかける。
これを繰り返していくことで、それを現実化するためにやらなければならないことが明確になり、自分が一番幸せに暮らせる道筋が見えてくると思います。
私も、20代の頃に病院を辞めて、色々な働き方を経験したからこそ、突然働けなくなった時に自分の働き方について柔軟に考えることができました。
世界はめちゃめちゃ広いです。自分で新しい働き方や新しい仕事を作れるかもしれない!
EMARI
夫が自営業という楽あり苦ありのこの環境を、ここぞとばかりに楽しんでいます!そんな私の毎日をブログやSNSで面白がって見てもらえたら嬉しいです。
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