今回ご紹介するおうちで働くママは、昨年会社員から在宅ワーカーに転身したまめこさん(@mameko3333)
現在は4歳の女の子を育てながら、自宅でWEBライター×企業の採用マーケティング職のお仕事をされています。
- 採用マーケティングってどんな仕事?
- 企業の在宅ワークはどこで見つけた?
- 在宅ワークってすぐに始められるの?
- ライティングの勉強はどこでした?
- フリーランスになって実際どう?
など、気になることをたくさんインタビューさせていただきました!
- 名前:まめこ
- 年齢:アラフォー
- 家族構成:夫 娘(4歳)
- 仕事内容:Webライター、採用マーケティング
- 働き方のスタンス:個人事業主
- 在宅ワーク歴:6ヶ月
- 平均月収:扶養の範囲内
- Twitter:@mameko3333
通勤3時間を0にしたアラフォーママの働き方改革
おうちでどんな仕事をしていますか?
Webライターと企業の採用マーケティング担当をしています。
- Webライター:企業が運営するWebサイトに載せる記事を執筆
- 採用マーケティング:求人に応募された方のメール対応やZoom面接の実施、求人広告の作成など
それぞれの仕事時間や収入のバランスは?
ライティングの納期や採用面接の日程によって変わりますが、だいたい週4日ライター、週3日採用業務で稼働しています。
1日でライター業務と採用業務、両方の仕事をする日もあります。
現在の収入バランスはちょうど半分ずつくらい。次の仕事のアテもなく会社を辞めて扶養に入ったので、現在も扶養内で収まるように仕事をしています。
在宅ワークを始めようと思った理由は?
前職は家と会社の往復で3時間かかり、通勤時間がもったいなく感じるようになったからです。職種上リモート勤務はできず、育休から復帰した後は仕事と家事・育児のバランスがうまく取れなくなりました。
自分が体調を崩すことも増え、3年後、5年後も同じ生活を続ける自信がなかったので、家でできる仕事をしようと決めました。
在宅ワークはどうやって見つけましたか?
ライターの仕事はTwitterで「 #ライター募集」と検索して見つけました。
あとは「Reworker」や「ランサーズ」に登録したり、企業の採用ページから直接応募しました。
仕事はすぐに見つかりましたか?
ライターの仕事は、「ランサーズ」というクラウドソーシングサイトに会員登録してから興味のある案件に応募し、1週間でテストライティングが決定。その後、継続でお仕事をいただくようになりました。
ちなみにランサーズに登録した初月は20件応募して、テストライティングまでいけたのは2件。
採用マーケティングの仕事は、書類選考から始まり、適正テストやWeb面接など計5回の選考があったたため、応募してから採用が決まるまで約2カ月かかりました。
在宅ワークを始めるために、資格や経験は必要だった?
いえ、わたしがしているライターと採用マーケティングの仕事は、どちらも資格や経験は不要でした。
採用マーケティングの仕事について
採用マーケティング職とは具体的にどんな仕事?
主に企業に応募した方の問い合わせ対応や、Zoom面接の実施、入社後のフォローを行います。
その他、求人サイトのリサーチやサイトに載せる会社説明、募集要項などの文章を考えています。
その仕事をしようと思った理由は?
仕事内容のなかに「求人サイトの文章を考えること」が含まれていたため、ライターの経験が活かせるかもしれないと思ったこと、そして今後増加しそうなオンライン採用の仕事を経験することで、仕事の幅が広がるかもしれないと考えたからです。
またその企業がリモートワーカーの採用を始めたばかりで、リモート職の仕組み作りから携われることも魅力でした。
前職は何をしていましたか?
アパレルメーカーでECサイトの運営と営業事務をしていました。
企業採用の在宅ワークをしようと思った理由は?
フリーランスになり、ジャンルの異なる収入源はいくつか持っていたほうが経済的にも精神的にも安定すると考えました。
ただ初めから採用マーケティングの仕事を狙っていたわけではなく、勤務時間に融通のきく事務系の仕事を探していたときに、たまたま今の仕事の募集を見つけた感じです。
雇用形態は?時給で働いている?
時給制の業務委託です。なので、雇用されているわけではなく、あくまでもフリーランスとして契約をし、お仕事をしています。
やるべき仕事ができていれば、働く時間帯や稼働日数は自由で、働いた時間を自己申告する形なので、子育てとの両立はとてもしやすいと感じています。
仕事はどんな風にしているのですか?
主には求人サイトへの出稿や応募者の方の適正テストの管理、Zoomでの面接でしょうか。
その他、面接終了後は入社が決まった方のフォローやオリエンテーションなども担当しています。
一連の業務を数人のリモートワーカーで分担しています。
企業の在宅勤務をしてみてどうですか?
チームメンバーの働いている姿が見えないので、ささいなことでもこまめにメールで進捗報告をするようにしています。
またテキストコミュニケーションが中心だと感情が伝わりにくく、冷たい印象になりかねないので、会社勤めをしていた頃より、メールでの伝え方に気を遣うようになりました。
WEBライターの仕事について
WEBライターの仕事を選んだ理由は?
自分のペースで仕事ができるからです。通勤電車の中で転職を考えながらネットサーフィンしていたとき、目に留まったのがWebライティングの講座でした。
在宅で未経験でも可能な仕事だと知り、興味がわいて講座の申し込みをしたことがきっかけです。そこでライターの仕事のスタイルを知り、自分の生活に合わせて働く時間を決められることに大きなメリットを感じました。
実際にライター業を始めて感じるメリットは?
やはり、自分のペースで仕事を進められることは子育て中のわたしにとって大きなメリットです。
介護や子どもの用事で慌ただしいときも、自分で仕事のスケジュールを調整できるので、会社員時代と比べると自由度が高く、働くことに対するハードルもぐっと下がりました。
また採用マーケティング職の選考を通過できたのは、ライター業で文章を簡潔に書くことや読み手の気持ちを意識するようになったからだと思います。
実際ライターを始める前も、在宅で事務系の仕事に応募したのですが、何回も落ちていて…。
履歴書や職務経歴書の書き方が昔と比べてだいぶ変わりました。
在宅ワークをしてみて大変なことは?
大変なことは、納期間近で子どもが体調を崩したときです。
在宅ワークなら子どもが家にいても隙間時間で仕事できるのでは?と思っていましたが無理でした!
自分の好きなときに仕事ができるというのは確かにメリットですが、日中は看病をして子どもが寝たあと深夜に仕事しているときは大変だなと感じます。
受注から納品までの仕事の流れを教えてください
月末にクライアントから翌1ヶ月分のテーマを受け取り、納期に合わせて執筆を進めます。
どんな内容を書いていますか?初心者でも可能?
現在は主に教育やライフスタイルの分野で書いています。
興味や経験のあるジャンルなので書きやすく、専門的な知識も必要ないので初心者でも可能です。
ライティングの勉強はどこかでしましたか?
退職する数カ月前から有給消化期間にかけて、ストリートアカデミーで開催されていた野口真代先生のライティングカレッジで勉強し、そこでWebライターの仕事内容や、文章の書き方、仕事の取り方など基本的なことを学びました。
録画受講可能だったので、会社勤めや子育てしながらでも、自分のペースで勉強できたのが受講の決め手です。
ただ、周りには本やYouTubeで勉強してWebライターになった方も多くいます。
フリーランスになるまでの葛藤と手に入れたもの
再就職ではなくフリーランスを選んだ理由は?
子どもが小学生になることや介護など近いうちに起こりうる家庭の状況を考えたとき、自分のフットワークを軽くしておくことが、体力的にも精神的にもラクだと考えたからです。
またどこの会社でも通用するような特別なスキルがない状態で、アラフォーで会社員としての転職は正直厳しいだろうと思いました。
あと20代、30代で会社員として仕事をしたので、これからは新しい働き方をしてみたいという思いもありました。
個人事業主(フリーランス)にはいつなった?決め手は?
2020年の12月からフリーランスになりました。
通っている保育園を継続させるには仕事をする必要があったため、退職後すぐにフリーランスでやっていこうと決めました。
フリーランスになることに不安や抵抗はなかった?
収入面で不安がありました。
ただ不安になるのは考える暇があるからだと気づき、とにかく様々な案件に応募したり勉強して忙しく過ごし、悩む時間をなくしました。
会社員から個人事業主になって何か変わった?
仕事に関係する本を積極的に読んだり、気になるセミナーには参加するなど、勉強が日常になりました。
またフリーランスはいつ仕事が0になるかわからないので、日頃から収入の柱を増やしておく意識を持つようになりました。
現在の働き方に対する満足度は?また家族の反応は?
満足度は90点です!残り10点は収入面。会社員時代の収入を上回ったときに、100点になると思います。フリーランスは決してラクではないけれど、ストレスは0になりました。
あと日曜の夜が憂鬱でなくなったことは大きいです!
保育園にお迎えに行ける時間が早くなったので、子どもは喜んでいます。夫も全力で応援してくれています。会社勤めをしていたときは、気持ちに余裕がなくていつも家でイライラしていたので、今は多少穏やかになったのが嬉しいようです。
働き方に悩んでいる方へのメッセージ
頭の中で考えているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。わたしの場合、やってみてうまくいかなったら辞めるなり、方向転換すればいい!という気持ちで、まずは行動に移してみるのが現状打破の第一歩でした。
たとえば在宅ワークに興味があったら、気になる求人サイトに登録して求人情報を常にチェックしたり、クラウドワークスやランサーズを利用して実際に単発の仕事に挑戦してみるのもいいと思います。
あと応募したい会社が出てきたときすぐに動けるように、履歴書と職務履歴書は相手が採用したくなるような内容を考えて、あらかじめ準備しておくといいですよ!
最後にまめこさんからの転職アドバイス
- 周りと比べない
- やりたくないことを決める
WebサイトやSNSで情報を仕入れすぎて、周りと比べて苦しくなってしまうことってあると思います。
ただ勤務形態や家庭環境、身体のことなど自分とすべて一致する条件の人は稀なので、情報に振り回されないように心がけておくことは大切。
私は何度も情報の渦に飲み込まれて混乱しました!
あと転職活動を考えたとき、恥ずかしながらこの年になっても私はやりたいことがわかりませんでした。そこでやりたくないことを挙げてみたら、スラスラ出てきました。笑
やりたいことがわからなかったら、やりたくないことを挙げて、その項目に当てはまらない仕事を探すのもアリだと思います。Webライターと採用の仕事は私の「やりたくないことリスト」に当てはまる項目がひとつもなかったので、この仕事でいこう!と決意できました。
この記事が今、働き方に迷っている方の後押しになれると幸いです。ありがとうございました!
【2024年版】時給で働ける企業の在宅ワーク求人サイト!主婦・ママにおすすめ 未経験から在宅ワークを始めた主婦がおすすめする超具体的なおうち仕事の始め方このブログは「おうちで働く」をもっと身近にするため、在宅ワークをしている主婦のみなさまにご協力いただき、リアルな体験談を連載しています。
気に入っていただけましたら、SNSなどでシェアしてもらえると嬉しいです。