どうも!在宅フリーランスとしておうち働くママよっぴ(@yoppi_mama)です。
このブログでは「おうちで働く」をもっと身近にするため、在宅ワークをしている主婦の存在とリアルな声をシェアする企画をしております。
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今回ご紹介するのは、3人の兄弟を育てながら「週3パート&週2フリーランス」として働くみゆもさん。
元々は派遣社員で事務職をしていて、育休後に復帰予定だったのですが、3兄弟の保育園×外で働くことに不安を感じ、思いきって働き方を変えたんだそうです。
よっぴ
今は「固定給がもらえるパート」×「収入アップにチャレンジができる個人事業主」という2つの収入源をもったハイブリットな働き方をされています。
よっぴ
- 在宅ワークはどうやって見つけたの?
- 保育園が決まってから働き方を変えるときの手続きは?
- 複業をしてみて実際どう?派遣社員と何が変わった?
など、詳しくお話を聞かせてもらいました〜!
みゆもさんプロフィール
- 年齢:36歳
- 家族構成:夫・私・子ども3人(4歳・3歳・1歳の男子三兄弟)
- 仕事内容:パート(広報)&フリーランス(ブロガー・広報代行業)
- 働き方:週3パート&週2フリーランス(個人事業主)
- 在宅ワーク歴:4ヶ月。ブログの運営歴は3年半。
- 平均月収:10万円前後
- 運営ブログ「わたしにとっては輝く日常」「ハピつも」
- Twitter「@miyumo_mamablog」
週3パート&週2フリーランスという働き方
どんな在宅ワークをしている?頻度は?
元々育休中にブログ運営を始めましたが、今年の5月から新たに週2日、友人が経営する飲食店の広報・事務業務をしています。
仕事は自宅にいながらできるものばかりで、稼働時間はだいたい9時半~17時。
主に食べログやGoogleの情報更新、また店内POPの作成などをしています。
パートは何をしている?頻度は?
パートは週に3日10~16時。
在宅ワークとは別の友人の飲食店ではないお店で、ホームページやブログ・インスタの情報発信をしています。
パートの方は、基本的に店舗へ出勤していますが、勤務中に園から呼び出しがあった時は、必要な素材だけクラウド上にアップして、帰宅してから作業の続きをやる、ということも可能です。
パート先で用意してもらったノートパソコン。仕事しながら、イヤホンでビジネスラジオ聞いたりもします
その仕事はどうやって見つけましたか?
どちらも、自営業の友人に声を掛けてもらったり、こちらから売り込んだり、というかんじです。
パートの方は友人夫婦が経営するお店での広報業務なのですが、前に私がブログをやっているということを話したことがあり、「パートでよければ、うちでやる?」という話をもらいました。
ちょうどWEBの更新業務をしているパートさんが辞める予定だったらしく、私も派遣社員としての仕事復帰を予定していましたが、転職したいなと考えていたのでOKしました。
もう一つの飲食店も、また別の友人夫婦の経営するお店なのですが、今年4月のオープンでWEB集客も何もしていない状態というのを聞いたので、「よければ、私やろうか?」と声を掛けました。
働きながらもブログは続けられる?
育休中に始めたブログは今も続けており、3年半になります。
広告収入だけでなく、ブログを見た企業の方から、商品レビューやPR記事作成、寄稿の依頼が来たりもするので、そういった依頼は積極的に受けるようにしています。
派遣社員を辞めて在宅で働く個人事業主へ
在宅ワークを始めようと思ったきっかけは?
在宅ワークのきっかけは育休中に始めたブログなのですが、元々は派遣社員で事務をやっていました。
産休育休に寛容な派遣元・派遣先だったので、妊娠出産を機にそのまま、産休育休を取得。
その後、家族計画についてや仕事復帰の時期を考え、2人目、3人目と続けて休業し、合わせて4年半育休状態でした。
次男妊娠中に、元同僚のママと会う機会があったのですが、その時に「ブログでお小遣い稼げるよ」という話を聞いて、『アフィリエイト』というものを知りました。
育休中で時間があったということもあり、「育児中の好きな事書いて、ちょっとお小遣いになればいいな~♪」と、探り探りでブログ運営を開始。
はじめは『ブログ=芸能人のようなアメブロ』のイメージで、ほんとにつまらない『育児日記』状態だったので全く稼げなくて(笑)
それでも、いろいろと軌道修正しながら、なんとか3年半続けてきたら、『在宅ワークで稼ぐ』というイメージが出来てきました。
なので、「在宅ワークを始めよう!」と思って始めたわけではなくて、趣味程度にブログ運営を始めたら、それが今の在宅ワークにつながったというかんじです。
派遣社員を辞めようと思った理由は?
3人目の育休中、長男のみこども園に1号認定(幼稚園扱い)で通園していましたが、仕事復帰に伴って2019年4月から2号認定に変更。
下2人も同じこども園に入園し、3人同じ園に通い出しました。
本当はわたしも派遣で復帰予定だったのですが、3人をこども園に預けての仕事復帰…
急な休みの対応や時間に追われる日々を想像すると恐ろしく、もっと他に育児と両立しやすい働き方はないかと探し始めました。
そんな時、タイミングよく友人のお店でブログ経験を活かした仕事ができるチャンスがあったので、思い切って派遣をやめることにしました。
なので、本格的に在宅ワークをスタートしたのは今年の5月からで、まだ4ヶ月ほどです。
年の近い三兄弟。すぐ喧嘩するし、うるさいけど、なんかいつもくっついてて賑やか。
派遣から在宅ワークに転職して変わったことは?
大きく変わった部分は「収入」です。
独身の頃、派遣で働いていた時と比べると半分以下になりました。
今は固定収入の部分が「パート」なのですが、時給は派遣の時の7割程度。
週3日×5時間働いても、保育園代ぐらいにしかなりません。
同じような仕事をしていても、まだ世間的には「在宅」というだけで安く見積もられがちなので、完全在宅でフルタイム勤務時のお給料を目指そうとしたら、相当な努力が必要だと感じています。
大きな声では言えませんが、正直派遣のときは、とりあえず毎日会社に出勤して、本気出したら午前中で終わってしまいそうな仕事も、ダラダラとフルタイムの時間をかけてやっていても、それなりにお給料はもらえていましたから(笑)
いつか『パート×在宅ワーク』でフルタイム派遣の時のお給料を超えるのが目標です!
在宅ワーカーになって良かったことは?
保育園からお迎えコールがあったとき、周りに気を遣うことなくお迎えに行ってあげられるのは一番のメリットですね。
小さいうちはすぐに感染症をもらってくるし、外気温にも影響されやすく本当によく体調を崩すので、気疲れしなくて良いのはとても助かっています。
それに体調だけでなく、子どもは精神的にも不安定になりやすいもの。
朝のグズグズや登園渋りにも、多少であれば付き合える時間の余裕もあるので、在宅ワーカーで良かったなと思うことは多々あります。
また在宅ワークの日は、1日に何回か洗濯機を回したり、休憩がてら買い物へ行ったり、掃除をしたり、仕事の合間で家事が出来るので、出勤時間がないこともママには最適な働き方だと思います!
いつもリビングの隅のデスクで仕事してます
個人事業主として開業した理由は?
わたしの場合、派遣社員として復帰する勤務時間を元に保育園の利用を許可されたので、辞めるとなると就職先変更の手続きが必要でした。
4月の時点で、フリーランスとしての収入はまだ開業する必要のない程度だったのですが、パートのみの勤務時間では保育園に必要な勤務時間を満たせなかったため、ブログ運営もしていたことから、今後の保育園在籍のために5月に開業届を提出しました。
個人事業主でも保育園には入れる?
わたしの場合、保育園の申し込み時点では「派遣社員」だったので、派遣会社に就労証明を出してもらいました。
4月に入園後、復帰を証明するための就労証明は、まだ勤務日や時間がはっきりと決まっていなかったので、パート先でフルタイムのものを書いてもらいました。
ただ、入園後も毎年秋ごろに就労証明を提出する必要があるため、来年度以降は自分で申請することになります。
次、提出する時は、週2フリーランスの部分もしっかりと仕事と認めてもらわないと保育園在籍資格に満たなくなってしまうので、個人事業主として活動する必要があったというのも開業した理由の1つです。
保育園決定後の就職先変更は大変だった?
うちの自治体の場合は結構さらっとした感じで、4月中に働き始めて、新しい就労先でもらった就労証明を役所に提出すればOKでした。
役所には入園が内定して少し経った頃、「復帰先が変わるかもしれない」と相談しており、保育園内定後の転職は快く受け入れられる感じではありませんでしたが、「4月中に月64時間以上の労働条件で次の就労先見つけてもらえれば、そのまま内定した保育園に通えますよ。」とは言われていました。
入園申し込み時の条件と復帰時の条件が変わってしまうということについては公にはOKしてないけど、「就労」で通わせられる条件を満たしていれば、まぁ良しとするよ。という感じですね。
確かに、フルタイムの就労証明で申し込みしてるのに、実際入園後は短時間勤務でした。というのはズルいですもんね(笑)
ちなみに、正社員の場合の、保育園申し込み時点での就労証明がフルタイム、復帰時に時短取得というパターンは問題ないです。自治体によるそうですが、復帰時に時短取得予定でもフルタイムと同点というところが多いみたいです。
わたしが住む地域は、パート勤務の人も保育園に入れる可能性があるぐらいの状況なので、結構ゆるめなのかもしれません。
激戦区になるとやはり条件も厳しいようで、労働条件が申し込み時と同等なら転職や派遣元の変更OKとか、転職や派遣元を変えたら内定取り下げになってしまうなど、自治体によって様々なので、事前に確認が必要だと思います。
主婦がブログを始めるメリットは?
産後の精神的な支えになった
仕事をせずにずっと家にいると、ほんとに赤ちゃんに一方的に話すだけで、夫以外の大人と誰ともしゃべらずに一日が過ぎる…という日が多くありました。
そんな時、たとえネット上での繋がりでも、外界と繋がっていられるようで、それが精神的な支えになっていました。
また、ブログがあると、日常の何気ないこともネタに出来るので、生活にハリが出た気もします。
ママブロガーあるあるだと思うのですが、なにか育児用品を買ったり、子ども向けイベントや大きな公園、旅行に行く時は、自然と頭の中で記事の構成を考えてしまったりしています(笑)
自分が悩んだことを同じように悩んでネット検索してブログを見に来てくれた人の悩みが、少しでも解決したら嬉しいし、「この商品いいな!」と思った時に、ママ友にはなんか引かれそうでゴリ押しでおすすめ出来ないけど(笑)
自分のブログ内ではどう紹介してもいいし、それが成果につながるとさらに嬉しいですね。
WEBのスキルが身についた
自分のブログで大きく稼いでいるわけではありませんが、ワードプレスのことだったり、SEOのこと、Googleアナリティクスの見方などの基本知識はブログ運営で身に付きました。
元々は趣味で始めたブログの知識や経験が、いま別の仕事に繋がっていることも働き方の選択肢が広がった大きなメリットでした。
主婦が個人事業主になるメリットは?
収入が少ない場合メリットはない
開業のタイミングでよく言われているのは、年間所得38万円(利益ー経費)を超えたらですよね。
主婦の場合、旦那さんの扶養になっていることがほとんどだと思うので、年間38万円以下の場合は全くメリットがないです。
それどころか、開業届を提出して個人事業主になった時点で、旦那さんの会社の社会保険の扶養から外されてしまうこともあるので、慎重に下調べをしてから開業した方がいいです。
ちなみに、私の夫の社会保険の場合は、個人事業主になったとしても年間所得が130万円以下の場合は扶養保険に入ることができました。
保育園に入れる可能性がある
私の場合「保育園の在籍のため」というのが開業の目的でした。
開業せずにやっている在宅ワークは、収入があっても「仕事」とはみなされないので、「就労」で保育園申し込みしたり、入園後に継続して在籍したりすることが出来ません。
保育園激戦区では、点数の関係で「在宅ワーク個人事業主」の保育園入園は厳しいでしょうけど、それほど激戦区ではない地域であれば、在宅ワーク個人事業主でも入園できる場合があります。
なので、子どもを保育園に預けて働きたい場合は、個人事業主になるメリットは大いにあると思います。
精神的な自立ができる
「仕事に対する気合いが入る」という精神的な部分も大きいと思います。
開業届出したら、「これで個人事業主になったぞ!しっかり稼ぐぞ!!」「もう専業主婦じゃなくて、フリーランス名乗っちゃうぞ!」と、なんだかスッキリと晴れ晴れしい気分になりました。
パート×フリーランスという働き方
複業をしてみた率直な感想は?
個人事業主でがっつり稼いでいるのであれば、個人事業主の仕事1本でやりたいというのが本音です。
しかし、今のところ月によって変動も大きく、なかなか思うように稼げていないので、複業というスタイルに落ち着いています。
ただ時給数百円のパートでも、週3日勤務で保育園代くらいは確保できるので、安心して週2日の個人事業主の仕事が出来るという精神的なゆとりは大きいです。
また、わたしの場合はパートの仕事内容もブログ・SNSを使ったWEB集客がメインなので、育休中からやってきたブログ運営が役に立っています。
個人の商品を持たず、広告収入やアフィリエイトの成果報酬で稼ぐのと、自社の商品やサービスがあって、それに繋げるように誘導するWEB集客は、似ているようで違う部分もあり、どちらもおもしろいし、どちらにも相互的に経験を活かせます。
あと、パートさんたちとのおしゃべりもおもしろいので。
週5日みっちり個人事業主で一人で黙々作業も疲れるし、週5日パートや派遣もそれはそれで疲れそうだし(笑)
週3パート×週2個人事業主が、今はちょうどいいかんじです。
利便性のため、プライベートiPhoneと仕事用iPhoneは別にしてます。仕事用は古いiPhoneをwifi接続orテザリングで使ってます
複業は子育てと両立しやすいと感じていますか?
はい。保育園代程度の収入をパートで確保しつつ、週2日の個人事業主としての活動で収入を増やすことに挑戦していけるし、『ママ業:パート:フリーランス』のバランスを取りながら調整していけるので、とても両立しやすいです。
ゆるくでも『働いている』ということで、家事を堂々とサボれる理由があるというのも気楽です(笑)
料理は作らなくていいなら作りたくないし、掃除もある程度生活に支障なければいいやーというタイプで、“専業”主婦ってほんと向いてないな…と思っていたので。
思い返してみると、元々1つのことに集中するより、2~3つのことを同時進行しながらバランスを取っていく方がしっくりくるタイプというのもあるかもしれません。
学生時代は大体バイト掛け持ちしてたし、週5派遣で働いて、土日どっちか単発バイトなどもよくやっていました。
今は4歳3歳1歳の子どもたちの『ママ』というのが一番の本業だと思っているので、時間に融通の利く『パート×在宅フリーランス』という働き方はかなり気に入っています。
現在の働き方に対する満足度は?また家族の反応は?
満足度は、80点ぐらいですね。
働き方や時間、予定の融通がきくところ、仕事内容は満点なので、あとはこのスタイルでどれだけ収入が伸ばせられるか…というところでしょうか。
今のスタイルで、フルタイム派遣の時の収入を超えるのが目標です。
家族も満足していそうです。
4月からこの働き方で仕事復帰しましたが、不満は全く出てきていません。
とりあえず、家計はなんとかなってるし、子どもたちも楽しく園に通っているし、急な呼び出しにも対応できるし、土日はしっかり休めるし。
夫は1時間半ほどかけて通勤しており、平日は7時頃家を出て、帰りは21~23時という感じなので、子どもたちの送り迎えや急なお休み対応は期待出来ません。
私がフルタイムで働くと、すべて自分にしわ寄せが来るのは目に見えています。
また、夫に協力してもらってまで続けたいキャリア、正社員の座も私にはないので、家族の状況に合わせて自由に動ける今の働き方がちょうどいいです。
これから在宅ワークを始めたい人へのメッセージ
結構、お店をしている人は日々の営業作業で忙しくて、ウェブ集客や情報発信どころじゃないし、調べる時間すらなかったりします。
かといって、コンサル会社に頼むほど予算もなかったりするので、声を掛けてみると『ちょっとネットの知識があるだけの一般人』レベルでも重宝されると思いました!
もし、身近にそういった友人がいたら声を掛けてみると、在宅ワークにつながるかもしれません。
また在宅ワークを始めたいと思ったら、儲かる儲からないは別として、とりあえずなにか始めてみるといいと思います!
『在宅ワーク』も、本当にいろいろな稼ぎ方があるので、やっていくうちに見えてくるものがあるはずです。
私は、育休中にお小遣い稼ぎ目的で始めたブログから、現在WEB集客のパート・在宅ワークをしていますが、
- WEBライター
- SNS×商品PR
- WEBショップ運営
- イラスト
- ハンドメイド
- 写真
- デザイン
- プログラミング
- 在宅秘書
などなど、思いつくだけでも、様々な稼ぎ方をしている主婦の方がたくさんいます。
また、『おうちで働く』と一言で言っても、その収入額はピンキリです。
「主婦でもおうちで隙間時間に働いて月収100万円超え!」とか「フルタイムワーママが副業で月30万円!」とか、Twitterにはすごい人をよく目にするので、「ブログ運営3年半で月数万円の収入を超えられない私って…」と、自信喪失することもありますが、そんな私でもブログ運営を続けていたら、広報・WEB集客の仕事を得ることが出来ました。
ブログ運営も初めは時給換算したら、数百円レベルかもしれませんが、それでも家にいながら家事育児の合間に稼げるというのは大きなことです。
「どうせ何のとりえもない私がやってもな…」と動かないよりは、月数百円、数千円レベルの儲けの在宅ワークでも続けていたら、そのうちまともな収入につながることがあるので、悩んでる暇があったら、とりあえず、出来ることから始めてみることですね!
よっぴまとめ
今回は「パートとフリーランス」という新しい働き方についてお話を伺いました!
なかなか今までの働き方を変える、というのは勇気のいる選択だと思いますが、「自分のこれから」を考えたとき、今の延長線上に理想としている未来がないのであれば、変わる決断はしたほうがいいのかもしれませんね。
みゆもさんの場合、ブログをしていること、また「こんなお手伝いならできるよ」と自分から声をかけたことが、転機となっていますが、普段からやりたいこと・できることを公言するって本当に大事だと思います。
よっぴ
もし今、自分の中の違和感に気づいているのであれば、その気持ちに寄り添って、できることから行動することで、何かが変わるかもしれない。
そんなことを考えさせてもらった記事でした。みゆもさん、ありがとうございました!