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病欠で有給ゼロ。年子3姉妹ママが退職して広報フリーランスになるまで

広報の仕事で会社員からフリーに

どうも!在宅フリーランスとしておうち働くママよっぴ(@yoppi_mama)です。

このブログでは「おうちで働く」をもっと身近にするため、在宅ワークをしている主婦の存在とリアルな声をシェアする企画をしております。

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今回ご紹介するのは、年子三姉妹の子育てをしながら、もうすぐ4人目が生まれるフリーランスママのみずきさん(@mizukihsgw

みずきさんとは、わたしが2019年に主宰した在宅ワーク主婦オフ会@大阪で初めて出会ったのですが、広報をメインに在宅でお仕事しているとのいう珍しい共通点が…!

3人の子育てをしているというだけあって、26歳という若さを感じさせない落ち着きと、仕事のことを語らせたら止まらない広報愛が溢れ出ていて、ただただ尊敬のお方です!

しかし今の働き方になるまでは、会社員と子育ての両立でかなり疲弊していたんだとか…

  • 正社員として働くことにステータスを感じていた
  • でも子どもの病欠が続き、有給がゼロ
  • このままでは保育園退園になるかも
  • 特別なスキルや資格はなし
  • 働きたいけど家族との時間も増やしたい

そんなみずきさんが苦渋の決断の末退職し、いま子育てしながらフリーランスとして活躍できているワケを、インタビューしてみました!

みずきさんプロフィール

  • 年齢:26歳
  • 家族構成:夫、5歳、4歳、2歳(3姉妹)&第4子妊娠中(2020年5月出産予定)
  • 仕事内容:WEBライター、広報代行
  • 働き方のスタンス:個人事業主
  • 在宅ワーク歴:1年2ヵ月
  • 平均月収:月10万円前後
  • Twitter:@mizukihsgw
  • Instagram:@mizukihsgw
  • 運営ブログ「kodakusanDEMO

保育園継続のためにもフリーランスになるしかなかった

おうちでどんな仕事をしていますか?

フリーランスとして、WEBライター広報代行の仕事をしています。

ライターとしては、子育てメディアや飲食関係のサイトで記事の執筆を。

広報代行は、ブログやWEBサイトの更新・プレスリリースの配信など、企業の広報活動全般のサポートを自宅で行なっています。

みずき

このような広報の仕事がきっかけで、SNSビジネス活用法セミナーにも登壇させていただきました!

その他こんな作業も

  • 記事構成・校閲などのディレクション
  • 取材ライティング(取材、撮影、執筆、入稿)
  • SNSの更新代行(Instagram、Twitter、Facebook、LINE)

在宅ワーク歴や仕事時間、平均月収は?

2019年2月1日に開業届を出して、在宅ワーク歴は1年2ヶ月になりました。

仕事時間は、子ども達が保育園に行っている平日の9時~17時の間を目安に活動。ただ、納期などの兼ね合いで子どもが寝た後や土日に作業をすることもあり、そこはお仕事に合わせて臨機応変に対応しています。

月収は月によってバラつきはありますが、だいたい10万円前後が今の平均でしょうか。

みずき

今後は少しずつスキルアップに力を入れて、収入アップを目指していきたいです!

前職は何をしていましたか?

前職では全国に飲食店を展開する企業の本部にて、広報とマーケティングとして5年ほど勤めていました。

ただ第3子出産後、仕事復帰したものの子どもの病欠が続き有給休暇がゼロに。仕事と子育ての両立に悩み、復帰から1年足らずで退職を決意しました。

フリーランスになろうと思った理由は?

退職後、パートなどに応募するも面接にすらたどり着かず、書類選考で全て落ちてしまいました。おそらく小さな子どもが3人いることで、急な欠勤が多くなることが理由かと思います。

とりあえず子ども達の保育園退園を避けるために、最終手段として開業届を出し、フリーランスになりました。

みずき

なので、わたしの場合はフリーランスになりたくてなったわけではなく、その道しか選択肢がなかったといったケースです。

何をするかは後から考えればいいやと、とりあえずすぐにはじめられるライター業をはじめました。広報の経験から文章を書くことには慣れていたので、抵抗はなかったです。

初心者から大手子育てメディアのライターになるまで

ライターの仕事はどうやって見つけましたか?

最初は「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったクラウドソーシングサイトで案件を見つけて応募し、ライター業をはじめましたが、その後は、実績と自分のブログをポートフォリオに自ら売り込みに行くようにしました。

そんなとき、「マムズラボ」からの案件で、思い切って大手子育てメディアサイトに応募したところ、採用いただき、今では構成や校閲・ディレクション側としても携わらせていただいてます。

みずき

その他には、企業での広報経験から取材ライティングも出来ることをアピールして仕事に繋がっています!

仕事はすぐに見つかりましたか?

最初は少しずつでしたが、実績が出来てくるとともに任せてもらえるお仕事も増えました。

ありがたいことに、クライアント側から直接案件にお誘いいただけけるケースも増えてきています。

ライターになってよかったことは?

ライター業に限らず、フリーランスという働き方になったことで家事育児との両立はグッと楽になりました。

みずき

収入面では正社員の頃に比べるとまだまだ苦しいですが、子どもが小さいうちは今の働き方がベストかなと思います!

ライターの良いところは、ある程度のタイピングが出来れば、特別なスキルや経験も必要がないので初心者でもはじめやすいこと。ただ、在宅ワークがますます注目されている今、簡単にはじめやすいライター業はライバルもどんどん増えてきています

自分の強み・ウリ・得意なジャンルを見つけて極めていかなければ、フリーランスとして生き残っていくことは難しいと感じています。

自分を仕事にするために工夫したことは?

私の場合、特になにか資格やスキルがあったわけではなく、3人の子どもを育てていることがウリになっています。

みずき

実際に子育ての中で、ちょっとしたハプニングがあるたびに「これはネタになる!」と考えるようになりました(笑)

ただ広報の経験やマーケティング的視点は、企業で働いていた時に培ったものが大きいかったかなと思います。

継続して案件をいただくために工夫していることは?

納期厳守は必須です。

小さな子どもがいると、どうしても急な病気などで仕事が出来なくなることもありますが、だからといって、子育てを理由に納期が遅れることはクライアント側には関係ありません。

納期がギリギリの時は徹夜してでも納品出来るように努力しますし、どうしても難しい場合は早めに先方に連絡を入れ相談することが大切です。

ライター業は数を増やせば、その分稼ぐことは出来ますが、継続して依頼してもらうためには、ひとつの案件に時間がかかっても〝量より質〟を重要視するべきだと考えています。

広報代行・PR支援という仕事について

広報代行の在宅ワーク

広報代行の仕事はどうやって見つけましたか?

フリーランスになった最初の頃、広報代行(PR支援)がお仕事になるとは全く思っていませんでした。

開業してすぐ、情報収集のために色んなセミナーやコワーキングに出向いていたのですが、そこで前職は広報をしていた話をすると「ぜひお願いしたい」とお誘いいただく形でお仕事に繋がりました。

具体的にどのようなことをしているのですか?

主に企業アカウントのSNS更新、ブログの更新代行などがメインです。

その他には、新しいサービスやプロモーションの際にプレスリリースをメディア向けに発信したりしています。

またマーケティング的視点から、自ら企画に参加したり提案などもしています。

PR支援を仕事にするうえで工夫していることは?

PRのお仕事は、企業に勤めていた時の経験が主になっていますが、サービスのアップデートやトレンドの移り変わりが激しいので、常に新しい機能やトレンドを追い続ける必要性があります。

なので、フリーランスになった今もSNSなどを使っての毎日の情報収集は欠かせません。

企業の広報代行も完全リモートワークですか?

基本的に作業自体は全て完全リモートです。

みずき

ただ、月に一度あるミーティングは出来る限り出向くようにしてます!

もちろん、子どもの体調不良や休校などでオンラインに切り替えたりなど臨機応変に対応出来ますが、ちょっとした相手の求めていることや、お仕事のヒントって何気ない会話の中で見つかったり生まれたりすることが多いので、直接会って対面で話すことも大切にしています。

PR支援業の面白さは?

  • 目的は何なのか
  • ターゲットは誰なのか
  • 有効的なプロモーション(戦略)は何なのか

それぞれをマーケティング的観点から見出して、企画提案するときはいつもワクワクしています。

「もっとこのサービスを多くの人に知って欲しい!」そんな思いが強ければ強いほど、いいものが生まれると思っているので、想定していたターゲットへ届いたときの達成感は、自分の中で大きな自信に繋がります。

フリーランスが妊娠・子育てを経験してみて感じたこと

3姉妹を育てるフリーランスママの働き方

会社員からフリーランスになってどんなことが変わった?

とにかく家族との時間が増えました

会社員時代は、朝早くから保育園に子どもを預けて、夕方はギリギリにお迎えに行く。

帰ってからも慌ただしく、お風呂にご飯に寝かしつけにと常にバタバタしていて、子どもとのコミュニケーションが少なかったです。

当時は夫ともすれ違いの多い毎日でしたが、今は朝がゆっくりになったぶん、家族の時間をゆっくり持てるようになりました。

フリーランスになって子育てはしやすくなった?

会社員の時は、正直子どもの急な病欠にいつもガッカリしてしまう自分がいました。そんな自分に嫌気がさして自己嫌悪になることも。

そういった面で、フリーランスになってからは急な発熱やお迎えにもすぐに対応出来ることが良かったです。

みずき

病気の子どもに寄り添ってあげられることはもちろんですが、お仕事を休まないといけない罪悪感がなくなったことが一番大きいです。

フリーランスと妊娠生活の相性はどうだった?

現在、第4子を妊娠中。フリーランスになってからの妊娠は今回がはじめてで、最初はどうなるのかとヒヤヒヤしていました。

初期から切迫流産、中期に入っても切迫早産と診断されていたのですが、なるべく外に出向く仕事を減らしてオンラインにしたりと自分で工夫して安静に過ごすことが出来ました。

会社員の時は、安定期まで休職をいただいたので申し訳ない気持ちが大きかったのですが、今回はつわり中はこまめに横になったりと休みながら仕事も続けられて良かったです。

産後の仕事はどうする予定?

フリーランスには産休・育休がありません。なので、出産ギリギリまでお仕事は続ける予定ですし、産後も出来る限り早くの復帰を考えています。

ありがたいことに、妊娠・出産に理解のあるクライアントの方が多く、徐々にリモート中心のお仕事に切り替えてくださったり、産後でも合間で出来そうな仕事を提案いただいたりしています。

保育園に関しては、来年の春入所まで自宅保育でお仕事を続けるのか、途中入所出来る園を探すのかはまだ未定です。そればっかりは赤ちゃんの性格や特性にもよるので、生まれてみないとわかりません。

一時保育やベビーシッターなども検討して、上手くやりくりできればなと思っています。

現在の働き方に対する満足度は?また家族の反応は?

最初はやはり会社員を辞めたことで収入面を中心に不安があり、夫は自分がしっかり稼がないと…!とプレッシャーになった部分もあったようです。

でも最近は少しずつ収入が増えてきたことで、今の私の働き方に夫も前向きになってきたように感じます。

フリーランスは努力次第で評価されるし、金銭面的にもまだまだ可能性が大いにある。だからこそ、時間や働き方が制限されてしまう私にはピッタリだったのかなと思っています。

働き方に悩んでいる方へのメッセージ

わたしは「フリーランスに絶対なりたい!」と思ってなったわけではありません。むしろ、正社員として働くことにステータスを感じていたわたしにとって、会社員を辞めることはとても苦しい決断でした。

しかし、実際フリーランスになってみて、会社員でなくてもキャリアを積むことが出来ること。そして、会社員のままだとご縁がなかったであろう経験や出会いがたくさんあることがわかりました。

そんな自分の経験から伝えたい事は「働き方はひとつじゃない」ということ。自分次第で柔軟に、自由に働き方を選択することができます。

みずき

まずは、一歩勇気を踏み出して自らチャレンジする姿勢が大切です!

最後にみずきさんからお知らせ

わたしは今「主婦の働き方はもっとあっていい」をコンセプトに、主婦と企業のマッチングサービスを手掛ける「エリアマイスター」にて、運営をお手伝いさせていただいています!

働き方に悩む方への相談会やお仕事の案内、ママの為の子連れで行けるフリーランス勉強会を企画開催したりと、〝主婦(主夫)の働く〟を応援しています。

自分の強みを見つけたい!フリーランスの仲間が欲しい!そんな方は是非、一度ご参加いただければと思います。

このブログは「おうちで働く」をもっと身近にするため、在宅ワークをしている主婦のみなさまにご協力いただき、リアルな体験談を連載しています。

 

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