どうも!在宅フリーランスとしておうち働くママよっぴ(@yoppi_mama)です。
このブログでは「おうちで働く」をもっと身近にするため、在宅ワークをしている主婦の存在とリアルな声をシェアする企画をしております。
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今回ご紹介するのは、イラストレーターや家計アカウントのインスタグラマーとして在宅で働きながら、派遣社員としてもお仕事しているhalさん。
いわゆる「普通の仕事」がうまくいかず、「得意なことを仕事にする」を選んで今の働き方を見つけたんだとか。
「20代のすべてをかけて働き方を改善していった」というhalさんが、どういう経緯で今に至ったのか。
また主婦がダブルワークをするメリット・デメリットなども聞かせてもらいましたよー!
イラストを仕事にしたい方だけでなく、「自分らしい働き方」を見つけたい人にこそ読んでほしい記事です。
halさんのプロフィール
- 年齢:30
- 家族構成:夫
- 仕事内容:イラストレーター・インスタグラマー・イベント運営
- 働き方:フリーランス×派遣社員
- 在宅ワーク歴:4年
- 平均月収:扶養内+経費程度
- Twitter「@hal_kakeibo」
- Instagram「@hal_kakeibo」
- 公式HP
イラストレーターhalさんの在宅ワーク
おうちでどんな仕事をしていますか?
イラストレーターやインスタグラマー(ポイ活含む)、イベント運営の仕事をしています。
あと在宅ではありませんが、今は子どもがいないので、土日に週1〜2回派遣社員(接客業)の仕事もしています。
具体的な1日のスケジュールは?
- 午前:情報発信やコメントの返信、やりとり、その他の仕事や家事など
- 午後:イラストや動画、インスタグラム投稿の制作
- 夜:情報収集、アイデアを構想
派遣社員の日の仕事中以外は、情報収集やポイ活にあてています。
わたしはインスタで家計管理のアカウントを運営しているので、家計簿を週1回ほど記入、さらに月初と中旬の月2回ほど、丸1日使って、データ整理やポイント管理などをしています。
在宅ワーク歴は?また何から始めたの?
在宅ワークは4年程度です。
最初は自宅でできるイベント運営のお手伝い(事務作業やメール対応)からスタートしました。
イラストレーターはそのあとで、絵を描いてお金を頂くようになったのは3年程前からです。
でも、本当に最初のイラストでの収入は、高校2年生の時。
イベントでポストカードを1日で12枚売り1200円になりました(出展代金を考えるともちろん赤字なのですが…)
そんな経験を経て、今はイベントを運営する立場にいますから「人生単位だと大きな黒字」ですね。
お金の管理もものすっごく好きで、家計簿歴も6年あります。
在宅ワークの平均収入は?
平均収入は、扶養内+経費です。
イラストレーター・インスタグラマー(ポイ活含む)・イベント運営・派遣社員と、毎月で「内訳の割合の変動」はするのですが、極端に大儲けすることもなく…(笑)
ただ収入が少ない月でも、最低5万円くらいはどこかから入ってきます。
イラストレーターの仕事について
在宅でイラストの仕事を始めようと思った理由は?
正直に言うと…「フツーの仕事」で働く適性が、なかったからです。
書店員のアルバイトとして働いていた時も「お前はアホやけど、レジ誤差だけは出さないから、レジだけ打ちながら、POP作る仕事だけでいい。他の仕事では全く役に立たん」と言われていました(笑)
かなり色々な働き方を試したのですが、結局、得意なことがお金の管理とイラストだけだったと判明したので…
ある意味では自信を持って(笑)、イラストレーターになることが出来ました。
イラストやデザインの勉強はどうやってしましたか?
高校2年生の1月から、絵の塾(画塾)でデッサン・色彩について学び、私立の芸術系大学に現役合格。
大学3年生の時に、25万円のiMacと10万円のAdobeソフトのフルセット(学生用)を購入し、Photoshop・Illustratorの授業を7回、講習を1週間受けましたが、あとはほぼずっと独学で勉強しました。
教育費をかけてくれた両親に、とても感謝しています。
現在はIT系企業に勤めている夫に、パソコンについて教わったり、イラストについての意見を求めることも多々あります。
イラストの仕事はどうやって受注していますか?
最初は「ココナラ」に登録しました。
書店員やその他の職業経験から、イラストの「技術」に対しては自信がもてたものの、「お客様・クライアント様が求める絵、お金を払う価値のイラストが描けるのか」に対しての自信は全く無かったので、企業営業へ踏み切れず…
ココナラであれば、イラストを描いてほしいお客様に出会いやすいこともあり、少しずつお申し込みが入って、イラストのお仕事を受注することができました。
現在は「ココナラ」からの受注は一旦停止しており、インスタグラムやツイッター、またリピーターのクライアント様からのお仕事を中心に受注しています。
またオフラインで似顔絵絵師として派遣される時もあります。
ちなみに「クラウドワークス」でも4社ほど応募しました。
結果としてはすぐに1社採用され、現在もその会社さんと長期の契約でお仕事が続いています。
自分で仕事を作ることに迷いはなかった?また嬉しかった経験は?
わたしは「フツーの仕事」を続ける不安の方が大きかったです!!!
怒られてばかりでしたからね…;;
嬉しかったことは、「個人で在宅で受注した仕事の最高月収」が「フツーの正社員手取りの最高月収」を超えたことです。
しかも「イラストレーター」だとお客様がものすっごく喜んで下さって、「フツーの仕事」では社内でめちゃめちゃに怒られながら働いているんです…。
「私はイラストレーターとして働く方が、社会に価値を提供できる」と感じたので「フツーの仕事」を目指すのはやめました。
自分のためにも社会のためにも、ずっと楽しく描いていたいです。
個人で仕事を受注するために工夫していることは?
ご依頼の連絡が来た時に、「相手の気持ちを考える」ことを常に考えてやりとりをしています。
- まず、納期や各工程の期日、作業する日などの計画を立てる
- スケジュールを明確に伝える
- 遅れや変更があれば、すぐに連絡する
画面や電話口の向こうではありますが、お互いがスムーズに気持ちよく仕事を進められるような工程を相談するなど、工夫しています。
相手の状況を想像したり確認したりしながら、イラストを描き進めています。
また「絶対にこうした方が作品のレベルが上がるし、相手にとってもおトクだよね?」と感じた時は、誤魔化さず誠実に、率直且つ丁寧に伝えています。
「当たり前のことを、当たり前以上に丁寧にする」ことを意識しています。
インスタグラムについて
インスタグラム歴は?フォロワー数はどのくらい?
halアカウントは1年7ヶ月です。
他のアカウントからインスタグラム歴をスタートさせたので、実質4年ほどです。
2019年8月時点でのフォロワー数は、10419人です。
フォロワーが増え始めたのは開始してどのくらい?
2週間足らずで100名、約2ヶ月半で400名を突破しているので、最初からゆるゆるーっと順調に増えて行きました。
4ヶ月経った時に900名ほどから増加が止まったので、今の絵柄に変更したところ、また急速に増えて行き8ヶ月で5000人になりました。
きっかけや心がけたこと、工夫したことはあった?
心がけたことは「前向きな言葉えらび」ですね。
「こうしない方がいいです」「これは避けた方がいいです」という言葉ではなく、「こうするとよりいいかも」「こういう考え方も楽しいです」といった言葉えらびを意識しました。
「誰かが落ち込まなくていい」ような、発信をできる限り心がけています。
私自身、ネガティブな発信に影響を受け、気分が重くなってしまう時もあるのですが、いざ自分で文章を作ると、意図せず否定形の言葉ばかり並ぶこともあります。
ですので、後からなんども読み返し、表現を前向きな言葉に「おきかえる」ようにしています。
ネガティブになるのは、「フォロワーさんのお財布には全く関係ないし、みんな経験するのでどーしようもないこと」のみに留めています。
派遣のお仕事で失敗をして落ち込んでいるとか、風邪を引いて声が全く出ないので困っている…とか。
インスタを始めて変わったことは?
世の中には想像以上に、いろんなご家庭があるんだなあと知りました。
地域によって全く違うことがあったり、子育ても色々。
そういった「他者の事情」を踏まえられるようになり、世界が広がったような気がします。
私はリアルだと、発言をちょっと強く、言い切るクセがあるのですが、「自分の文章を前向きな言葉選びにおきかえる」ことにより、前向きでまろやかな言葉の語彙が増え、リアルでのコミュニケーションも、以前より円滑になったように思います。
主婦のダブルワークについて
派遣社員×フリーランスのダブルワークは大変じゃない?
わたしの場合、派遣社員といっても週1〜2日なので日数は少なく、残業もありません。
子どもがまだいないこともあり、事前にスケジュールを調節すれば全く問題なく両立できています。
必要があれば「この日は別の仕事なので1日返信できません。○日にまとめてお返事します」など、事前にお伝えすることもあります。
在宅での仕事が週3〜5日なので、ほぼずっと働いたり、イラストのことを考えていますが、「眠くなったら寝る」「無理しない」を常に意識しています。
睡眠時間は、しっかり7時間程度は確保しています。
ダブルワークをしてみて感じるメリット・デメリットは?
デメリットは、厚生年金に入れないし、ボーナスもないことでしょうか。
でも私の場合、正社員になっても、ボーナスが頂けるほど長期間働けたことはないし…
会社員のメリットを享受出来た経験がないので、実感としてはよくわからないです…。
ダブルワークのメリットは、「派遣社員で失敗しても必要以上に気にして落ち込み、仕事仲間に対して気まずい思いを抱かなくて済む」ことです。
週1-2日しか行かないですし、シフト制なので「2週間前はご迷惑をお掛けしてすみませんでした」と言っても「ごめんね、何のことだっけ?」という感じで(笑)
1つだけ勤務している時よりも、かなりラクです(笑)
フリーランスになることに不安や抵抗はなかった?
「扶養内でフリーランスになれるのか?」に対してすごく不安がありました。
が、たまたまインスタグラムで当時「扶養内フリーランス」としてお仕事をされていたもちこさんと出会い、「出来るんだ!」と知り、安心出来ました。
よっぴ
主婦がフリーランスとして働くメリットはある?
在宅で働く場合、「家事と仕事を同時進行できる」ところはメリットになると思います。
朝一番にオフィスの掃除をするように、部屋に軽く掃除機をかけられます。
洗濯終了のブザーが鳴るまでにこの作業を終わらせると決め、休憩を兼ねて、歌いながら洗濯物を干したり。
現在の働き方に対する満足度は?また家族の反応は?
20代の全てをかけて働き方を改善していっただけあり、今はほぼ理想通りの働き方になりました。とても満足しています。
少し仕事が長時間化する傾向があるので、もっと時間にメリハリをつけて働くのが、新たな目標です。
家族である夫も、私が働き方についてかなり悩んでいたことを知っているので「今のペースや働き方、かなりいい感じだから、このままでいいんちゃう?」と言っています。
これから在宅ワークを始めたい人へのメッセージやアドバイス
1つの道を選んだら、1つの道を進む可能性を諦めることになります。
でも、それは一時的な選択。「一生ずっと選べない道」ではないんです。
- 「どちらか」ではなく、人生をかけ、段階ごとで道を変える
- やりたいことを全部やるため、どこかで方向転換するけど、どのタイミングがいいかなー?
と、ゆるーく、考えてみてほしいです。
また、「やりたいことがない」方へ。
私自身も「やりたいことがわからない」時期がありました。
そんな、やりたいことがない・わからない方は、やりたいことがある人の夢のサポートを「やりたいこと」にするのもおすすめです。
イベントを運営する仕事は、そうしてスタートし「在宅ワーク」の第一歩になりました。
よっぴまとめ
最後のメッセージ、めちゃくちゃ熱かったですね…!
働き方についてたくさん悩んだhalさんだからこそ伝えられることだろうし、やりたいことがある人に近づくことで「新たな気付き」を得られるのかもしれませんね。
ママになってからもそうですが、女性は結婚して子どもをもつまでの間も働き方に悩みます。
halさんのように、イラストの仕事やインスタ運用を始めて「おうちで働く土台」を作っておくことって、すごくかしこいし有意義だなと感じました!
よっぴ
まずは自分の得意なことに気づく。そして、発信してみる。
1つに絞らず、いろんな仕事をしてみるのも大事なのかもしれませんね^^
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