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【インタビュー】育児による時短勤務で給料1/4に!部署異動を機にフリーへ働き方改革をしたねねさん #9

こんにちは、よっぴ(@mamalaugh4)です。

フリーランスママ紹介企画も第9弾をむかえました!

今回は、今年の2月から在宅で働くデザインディレクションになった新米フリーランスであり2児の母ねねさん

昨年まで産休育休を取得しながら正社員で働いていたものの、なんと時短勤務が原因で配属部署やお給料が大きく変わってしまったんだとか…泣

それを機に自分の働き方を見直し、今では前職の経験を活かしながらも、こどもに寄り添える満足度120%の働き方を見つけたとのこと。

正社員を辞めるまでの葛藤やフリーランスとしてお仕事を頂くためにしたことなど、詳しくインタビューさせていただきました!

時短勤務で復帰したものの、今の働き方にモヤモヤを抱えるすべての頑張るママに読んでほしい内容です。

ねねさんプロフィール

4歳と2歳のこどもを育てるフリーランスのデザインディレクター。

育休後、時短勤務で会社復帰したものの働き方に疑問を感じ、正社員を退職。

現在は在宅ワーク+業務委託で理想の働き方を叶え、娘のアレルギー治療にも専念している。

運営サイト「ねねほっと」「Twitter

デザインディレクションとは

デザインディレクションとは、主に企業(または個人)が広告やイラストの制作を行うときに、依頼をするデザイナーとの間に入り、双方にとってデザイン制作をしやすい環境を整えるお仕事です。

具体的には、以下のような流れでお仕事をしています。

STEP1
方向性の選定
クライアントからデザインの要望をお伺いし、デザインの方向性を決める
STEP2
イメージボード作成
デザインイメージを共有するための、イメージボードを作成する
STEP3
ラフ案作成
クライアント側のイメージを見える化するラフ案を作成
STEP4
デザイン制作指示
クライアントの要望を、ラフ案やイメージボードを使ってデザイナーにわかりやすく伝える
STEP5
デザイン案の校正
提出されたデザイン案がクライアントのイメージに沿っているかチェックする

専門知識のある人とない人で仕事をする場合、デザイン制作においても双方にストレスが生じます。

クライアント側

  • イメージ通りのデザインが仕上がってこない
  • 何回もやりとりして予算と時間がオーバーしてしまった

デザイナー側

  • クライアントの制作指示が曖昧すぎる
  • これで修正何回目なの…!?

こういったストレスを解消するのが私の役目です。

クライアントとデザイナーの認識の違いを具体的に埋めていき、双方にとって制作がしやすい環境を整え、結果双方にとって満足度の高いデザイン制作ができることを目指しています。

正社員を辞めてフリーランスに転向した理由

フリーランスになる前は、経営コンサルティング会社の広告制作部門で、正社員として働いておりました。

営業を経験したのちにデザイン制作部門にうつり、アートディレクター兼デザイナーとして、企業の広告をつくるお仕事にやりがいを感じていたのですが…

出産を機に下記のような変化があり、今までの働き方とは大きく異なってしまったことが原因で退職を決意しました。

育休復帰後の働き方にやりがいを感じなくなった

正社員を辞めた1番大きな理由は、育休後に時短勤務で復帰した際、自分の思うような仕事ができなくなってしまったことです。

出産前はデザイン制作部門で、やりがいのある仕事ができていたのですが、時短勤務になったことで営業事務の仕事へと異動になりました。

残業ができなかったり、こどものためにやむを得ず休むことが想定されるため、デザイン制作の仕事は難しいと上司が判断したからです。

私は以前、営業として勤務していたので、営業事務の仕事自体に難しさはなかったのですが「やりがい」を感じることはできませんでした。

時短勤務+部署異動で給料が1/4に

さらに、給料の減額も私にはこたえました。

時短勤務+部署異動(キャリアチェンジ)のため、お給料がフルタイムで働いていたときの半分の半分となり、私の給料は保育園代でほぼ消えていきました。

時短勤務だからこそいろんな恩恵もあって、いろんな制約もある。

頭ではわかっているのですが、心の中では「育児で手一杯で大変な状況の中、やりがいのない仕事に明け暮れる毎日ってなんなんだろう…」と思い、自分の心の中が空虚になっていきました。

余裕のない自分に危機感を感じた

正社員時短勤務で働いていたときには、体力的にも精神的にも余裕がありませんでした。

  1. 朝ごはんの準備
  2. こどもたちを起こして食べさせる
  3. 食器を洗う
  4. 夕飯の下ごしらえをする
  5. 洗濯を干す
  6. 保育園に送り届ける

この朝の一連の流れの中で、こどもがグズりだすと予定していた時間が大幅に遅れ、出勤時間が迫る私はどんどんイライラし、こどもにキツくあたることも…。

体力的にも精神的にも余裕がない今の私だと、こどもに「何か」が起こった時に対応することができず、このままではいけないなと危機感さえ感じました。

融通のきく働き方がしたいと思った

本当はどんな母親でありたいんだろう、と考えたとき、下記のようなことが思い浮かびました。

  • こどもが何か恐怖を感じて、迎えに来て!と言ったときに、すぐにかけつけてあげたい(自然災害の時などもそう)
  • こどもが習い事をしたいと言ったときに、自分の時間を調整してこどもに付き添ってあげたい
  • 娘の食物アレルギーの治療にとことん向き合いたい

こどもに万が一何かが起こったときに、両親のどちらかがフレキシブルに動ける体制を整えておきたいという気持ちが年々強くなっていきました。

フリーランスで仕事を獲得する方法

現在のフリーランス歴

フリーランス歴は、6ヶ月程度です。

昨年8月末に退職したのですが、当時は「フリーランスになるぞ!!」と意気込んで辞めたわけではなく、昨年9月〜今年1月まではハローワークへ行ったり、派遣会社に登録したり、クラウドワークスに登録したりと試行錯誤していました。

そのなかで徐々にデザインディレクションのお仕事をいただけるようになり、今年5月にフリーランスでやっていこうと決意するに至りました。

1日の仕事時間・平均月収

1日の仕事時間は10:00~16:00を確保しておりますが、現在は実質1日1時間程度の仕事量です。

その他の時間はブログを更新したり、新たな顧客を探したり、自分への仕事依頼が切れることのないようにいろいろ戦略を練っています。

平均月収は約10万円。

主にデザインディレクションの受注金額ですが、ライター業もおこなっており、それが月1万円前後です。

フリーランスの仕事はどのようにして獲得できた?

わたしはクラウドワークスがきっかけです。

案件を探していたところ、デザインディレクションの時給制在宅ワークのお仕事があり、応募しました。

面接に合格し、お仕事を進めていくことになり、月2~3万円は稼ぐことができるようになりました。

しかし、もう少しステップアップしたい(家計が危うい…)と思った私は、クライアントに「もっとお仕事がしたいです…!」と交渉してみました。

すると「ちょうど知り合いがあなたのような人材を探しているので、紹介しますよ」とお返事をいただき、現在ご紹介頂いた企業様と直接契約を結び、お仕事をしています。

▼こちらの記事に詳しく書いてます


参考
在宅ワークママが月10万円を稼ぐために実践した4つのことねねほっと

フリーランスになることへの迷いは?また家族の反応は?

正社員というポジションを自ら手放すことには、かなり迷いがありました。

たくさんたくさん悩んで考えて…それでも「今の自分を変えないと、状況は何も変わらない!」という思いの方が強くなり、会社を辞める決断ができました

夫は私の大変さを理解してくれていたので、反対されることはなかったです。

「ねねが決めたことならいいんじゃない?一旦辞めて、今後どうするかはまたゆっくり考えたらいいよ。」と言ってくれました。

ねねさんが利用したクラウドワークスとは?




クラウドワークスとは、企業と個人を繋いでくれるお仕事のマッチングサービスサイトで、他のフリーランスママも多く利用されています。

単発のお仕事から、時給制の在宅ワークまでたくさんのお仕事募集が掲載されているので、初心者でも始めやすいですよ。

クラウドワークスを見てみる

企業と業務委託契約するために工夫したこと

私の場合は「企業と業務委託契約するぞ!」と狙って行動したわけではなく「人とのつながり」で結果的に業務委託契約をすることになりました。

ですので、工夫したことをあえて言うのであれば、以下2点でしょうか。

最低限のビジネスマナーを心がける

メールの返信は早く、任された業務は丁寧に行う。

相手に失礼のないような言動、文面を心がけるなど、最低限のビジネスマナーは心がけました。

企業に属していた頃とは違って、今の私には何の後ろ盾もないので、とにかく「人」として信頼されるような行動を意識していました。

自分から積極的に仕事を取りに行く

実は私、現在請け負っている時給制在宅ワークのお仕事に1度落選しているんです。

でも落選通知を受け取った時に「差し支えなければ、落選した理由を教えて頂けないでしょうか?」とメールしました。

その理由がもしわかれば、私に足りない部分が見えて、どこを強化していけばよいのかわかると思ったのです。

すると「すみません。落選メールを送る相手を間違えました。」と連絡がきました笑。

「えぇーーーーっ!!?」とかなり驚いたのですが、縁があったのか、その後採用していただき、今では別の企業も紹介してもらって業務委託契約を結ぶことになりました。

あの時、自分から動いてなかったら、今のお仕事は頂けていなかったかもしれないと思うと、諦めずに自分からどんどん動いていくことの大切さを実感しました。

子育て中の主婦がフリーランスになるメリット

時間の融通がきく

私は1日の仕事量をMAXにせず、あえて余裕がある状態にしているので、こどもが熱を出したとしても、仕事を気にすることなく、気兼ねなく保育園を休ませることができます。

前職では、保育園からのお迎え要請電話が怖く、同僚に気まずい思いをしながらおやすみを頂いていました。

なので、その頃の精神的ストレスから解放されたのはかなりのメリットだと感じています。

こどもの治療にも専念できる

食物アレルギーのある娘の治療にとことん向き合えているのもメリットに感じています。

娘は今年の6月から大きい病院での、食物負荷試験(日帰り入院)が始まりました。

初めての食物負荷試験の様子はこちら。


参考
食物負荷試験って実際どんなことをするの?症状が出たら?牛乳の負荷試験体験記ねねほっと

日帰り入院での検査なのでもちろん1日かかります。

また食物負荷試験以外にも、肌を定期的に診てもらう必要があり、だいたい月に2~3回は病院に通っています。

退職した時には、食物負荷試験の話はまったく出ておらず、まさか娘が月に2~3回も病院に通うことになるとは思っていませんでした。

これは想定外の事態だったのですが、フリーランスとして働いている今のワークスタイルだからこそ、仕事を休むことを気にせず、娘の治療にとことん向き合えているのだと思います。

平日に習い事の送迎ができる

こどもの習い事の送迎が出来ることもメリットですね。

現在娘には公文を平日週2回通わせており、15時半に保育園へお迎え→公文へ送迎→17時に自宅へ到着という生活を送っています。

正社員時短勤務だと、15時半にお迎えに行くことがまず無理だったので、平日に習い事をさせることができることもメリットに感じています。

フリーランスとして働くうえで気をつけていること

  • 常に一歩先の種まきをしておく
  • 収入の柱を分散させておく

フリーランスというのは、収入が保証されているわけではないので、常に「明日の仕事はあるのか?」といった不安にかられる働き方だと思います。

わたしも今は企業と直接契約をしておりますが、その契約もいつ切られるかわかりません。

もしかしたら明日「来月分の契約はなしで…」と言われるかも。

だからこそ、現状の仕事に満足するのではなく、先手先手で次にどんな仕事を請けるのか、アンテナをはって、種をまいておくことが大事だと思っています。

また1日の仕事量をMAXにはしないけれど、決して1つの仕事に安心してはいけない。

常に2~3本の仕事ストックを確保しておくことが大切だと思います。

フリーランスという今の働き方に対する満足度は?

実は…100%!!いや、120%です…!!

正社員を辞める前から、漠然と「在宅ワークで月10万円くらい稼げたらいいのになぁ〜…」と思っていたので、今の自分はまさに理想の働き方と言えます。

でも、その「月10万円」は保証されているわけではありません。

なので、今後も収入アップを目指し、仕事の波はあっても「毎月10万円は確保できている状態」を目指します!

フリーランスになりたい人へのアドバイス

現在、安定した職業に就いていらっしゃる方は、まず所属している会社の中で、所属しながらやれることはないか?を考えてみてください。

  • 会社の中で専門職として身につけられるスキルはないか
  • 希望の部署へ異動はできないか

やはり専門的なスキルがあれば、退職してフリーランスになっても仕事に困らないと思います。

また在宅ワーク希望であれば、会社を辞める前にクラウドソーシングサイトに登録してみて、自分にできそうな仕事があるのかを検索し、それがどの程度の給料になるのか計算してみることも大切です。

まずは会社の中でできること、会社員をしながらでもできることを模索してみてください。

私も最後の最後まであがきました。笑

そして散々検討した結果、フリーランスになる!と決めた方へのアドバイスとしては「人の縁を大切にしてください」ということでしょうか。

フリーランスは後ろ盾が何もないので、待っていれば仕事がくるわけではありません。

私自身のフリーランス歴はまだ短いのですが、その中でも「人」との出会いで仕事が大きくなっていった実感があります。

なので、まずは「人」として信頼されるようなビジネスマナーを心がけて「人」を通じて「人」との縁を大切にしていけば、自然と仕事が前に進んでいくように思います。

ねねさんプロフィール

4歳と2歳のこどもを育てるフリーランスのデザインディレクター。

育休後、時短勤務で会社復帰したものの働き方に疑問を感じ、正社員を退職。

現在は在宅ワーク+業務委託で理想の働き方を叶え、娘のアレルギー治療にも専念している。

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